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日々感じること。心のままに。 私の病気の事、仕事やプライベート、心の中の事をありのままに。

新年早々に…

 

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『 もう、わかってる! その時になったらそうする!』

 

「 あのさ。いやもう、とっくにその時になってるんやよ。遅いくらいやねん! 」

 

 

同居してから、この一年。

私が祖母の事で父と話す時、必ず最後はこんな感じでケンカ越し(笑)

 

 

うちの父 73歳。その母(祖母)94歳。

一緒に暮らし始めて、この春で丸3年。

毎日毎日、父は祖母の世話をかいがいしくしている。

食事も、祖母の部屋で二人でとる。

リビングには一切出てこない。

いつからか、祖母の部屋に布団を敷き、一緒に寝るようにもなった。

 

 

 

3年前から考えると、祖母も出来ない事が増えてきた。

まず、もうトイレやお風呂は全く無理。介助が必要。

着替え、身支度もそう。いつからか、もう寝巻きのまま過ごすようになった。

 

 

 

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今年は、新年明けて直ぐに私も治療入院してて。

その間に、やっと父がケアマネージャーさんに話をしたようで。

父もね、もう限界だったんだと思うの。

でも、どうしても私の不在の時にケアマネージャーさんを呼ぶのよね(笑)まぁいいや。

 

 

 

私もまた退院後も、昨日まで身体がちょっと辛くて。

必要最低限以外は横になってた。

食べる事も、家の中がどうなってるかも気になりながら、まぁいいやって。

身体が言う事聞かないんだから、仕方がないって。

ブログも書く気力が出なくて(笑)本当に辛かった。

 

 

 

それで、昨日父とやっとゆっくり話をしたら、にこやかにこんな事を言うの。

 

 

 

『 もうな、色々おばぁも大変になって来たから、頼もうと思ってな。』

 

 

……私は黙って、頷きながら父の話を聞いていた。

 

 

『 数時間おきのトイレも大変やから、部屋にポータブルのを設置してもらう事にしたんや。由美、最近のはすごいぞ!説明聞いたらびっくりする。そんな快適な最新機種が1万円程で買えるんや!。』

 

 

……そう。すごいね。良かったね。

じゃ、お風呂の介助も頼んだのね?

パパ、今までしんどかったでしょ?腰も痛いのに。

私ももう無理だしね。

 

 

『 あぁ、それは、ディサービスに行く事になったから、その時に向こうで入れてもらう!おばぁも、家にばっかりいたらあかん。外の空気も吸わんとな。家に来てもらえるサービスもあるけど、ディサービスに連れて行くわ。ケアマネさんに、聞いたらいい感じや。』

 

 

……私ね、黙って聞いてるのが精一杯で。

あれもこれも、こんな事も話した!ってね、父が嬉しそうに言うの。初めて聞いたようによ。

本当はね、はらわたが煮えくり返って怒鳴りそうになった(笑)

私がこの一年ずっと言って来た事やん?

何度も何度も胃に穴が開く思いで伝えて来た事やん?

 

 

 

私、黙って父の顔をじーっと見つめてたの。

……もう腹が立ち過ぎて(笑)

今まで何だったんだろうって(笑)

 

 

 

『 そう〜。それは良いのがあって良かったね。おばぁちゃんもこれで快適になるね。パパも腰が痛いの少しはマシになるしね。お友達でも出来たら、また元気になるね〜 』

 

 

 

……すごない?  私?(笑)

怒鳴らずに、穏やかに言えたん(笑)

でもね、私、ホッとしたの。

私の口から出た言葉がこんなで。

家の中でね、怒鳴り合いとか、罵声とかねもう要らん。

 

 

 

話終わって、良かった良かったって部屋に入ったら、力が抜けて。

大粒の涙がポロッとこぼれて。

そしたらわぁって泣きたくなって、そこに座り込んで少し泣いたらスッとした(笑)

 

 

 

(笑)看護してるお家はどこもそうなのかな?

細かくは書けないけれど、うちの看護の実情を見たら、えーーってびっくりされると思う。

そんななるまで、どうして??って。

いやもっと大変なお家もたくさんあるね。

ただね、私も父も癌治療をしながらだし、仕事もしながらだから、心がどうしてもいっぱいいっぱいになる事がある。

 

 

 

家族だから、ギリギリまで頑張ってする事。

家族だから、他所様にお願いしていい事。

 

 

 

 

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私はこの一年、介護については、たぶん冷静だった。

もしかしたら、母じゃなくて祖母だったからかもしれない。

自分の身体とも向き合いながら祖母と暮らす事。

色々と自分自身でする事が困難になってきた祖母を冷静に見ていて(それと、私自身の体力も確実に落ちているので)私はディサービスや訪問看護をずっと勧めていた。

 

 

実際に母の看護の時に、こんな便利な物があったんだとか、こんなサービスが受けれたんだとか、死んだ後から分かった事も多い。

買った方が良いもの。借りた方が良いもの。

介護グッズのショップとか、普段なかなか行かないしね。

当事者にならなければ、前もって調べる事もない。

 

 

何も知識が無い時は、店頭のモノを定価で全部買っていた。

それが介護認定を受けたら、もっと良いものが1割負担で買えたし、借りれる事が分かった。

手摺りはもちろん、お風呂をバリアフリーにする工事まで。

 

 

色んなサービスがあるけどね、当時私が助かった事は、些細な事だけど毎朝30分だけのモーニングサービス、下着から全部着替えさせてくれて、暖かいタオルで全身を清潔に拭いてくれる。母もとても気持ち良さそうだったし、その時に身体に異常がないかも確認してくれるしね。朝の忙しい時間に助かった。

 

 

 

介護保険たくさん払って来てるんだから、使わないと損!とかね、そんなんだけじゃなくてね(笑)

サービスは使った方がいい。

それは本人にとっても家族にとっても。

 

 

 

国や市のサービスって、こっちから積極的に聞かないと分からないことが多いやん?

そんなんあるなら早よ言うて!な事が多すぎるんよ。

もっと私達も勉強せなあかんけどね。

 

 

 

私は、祖母が厄介だったからではなくて。

足腰がいうこときかなくのは仕方がないにしても、なるべく元気に快適に暮らして欲しかったからなだけ。

 

 

 

よくもまぁ、何回も私を怒鳴ったりしてくれたもんや!

この〜〜  マザコン息子め!!!じじいか!(笑)

ドアの向こうでしてた今まで会話!

ぜーんぶ録音しとけば良かったわ!

お母さんお母さん言うてさ、猫なで声で。

最近は、たまにくそばばぁ言うてたけど(笑)

 

 

 

今ふと、思ったんやけど(笑)

今日の犬の写真みたら、死んでる老犬に寄り添ってるみたいに見えるけど、うちのおばぁ死んでないよ(笑)

めっちゃ生きてます! 朝昼晩食べてます!

この調子やと……

たぶん100まで生きるんちゃうかな!(笑)

 

 

 


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