yumi-fields

日々感じること。心のままに。 私の病気の事、仕事やプライベート、心の中の事をありのままに。

粒粒辛苦


『 僕はどんな壁に直面しても、挫けずコツコツと
努力します。その積み重ねで、必ず壁を超え、そして
何事も楽しんで取り組みます。』



今日の卒業証書授与式で、貴方が大きな声で言った
【 決意の言葉 】 母はとてもとても嬉しかった……。



あぁ、そうか。そういう事か。
通知表の先生のコメント欄に『 粒粒辛苦、この言葉を
隆真の座右の銘にして、これからも頑張って下さい。』

と、書かれてあってね。
この言葉にはりゅうしんと、名前も入っているからと。



今日、母は貴方の決意の言葉を聞いて、先生は隆真の
事をちゃんと見ていて下さったのだと確信し、とても
とても感謝の気持ちでいっぱいになった。



小学校の6年間は先生にも恵まれました。
特に5・6年生は持ち上がりで、2年間お世話になって。
この担任の先生には、母の事情を話していたので、
万が一何かあった時、貴方のメンタル面をサポート
して頂きたいと、実はお願いをしていた。



だから通知表に書かれた先生のこの言葉で、母は
学校での貴方の様子がどうだったのか、全て分かった。
母は通知表を抱きしめて、胸がいっぱいになって。
ありがとうございますと、何度も何度も感謝した。


【粒粒辛苦】〜りゅうりゅうしんく〜

『 粒粒 』とは、米の一粒一粒の事。
そして『 辛苦 』とは、辛く苦しい事。

穀物の一粒一粒は、農民の辛苦の結晶であるという意味を転じて、物事を成し遂げるために、こつこつと苦労を重ね、努力を積むことをいう。


卒業生は名前を呼ばれると、一人一人がこれからの決意
を、大きな声で述べる。
そしてその後に、卒業証書を校長先生から授与される。



父兄と卒業生が対面に座り、子供達一人一人の顔も声も
近くで見れるこの卒業式のスタイルはとても良かった。




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6年間、ありがとうございました。
もちろん嬉しい涙は溢れてきたけれど、それよりも今日
は、とても清々しい気持ちになって。
隆真、貴方は心身ともに、本当に大きくなった。




あぁ、この子はちゃんと自立していける。
自分の足で人生を歩いていける子だなって確信したの。
私の病気は、良い意味で貴方の自立を早めているなって
思ったの。



中学生になり、貴方もスマホやパソコンを使うようにな
ったら、きっと母のこのブログを読む日が来ます。
母は何も隠さず書いているので、きっと貴方は読んです
ぐは驚く事もあるだろうし、そこまでは聞いていなかっ
たって、怒るかもしれない。



でも、その後に時間はかかっても分かってくれるはず。
必ず貴方は、理解できる。母は、そう信じています。



【 粒粒辛苦 】
この言葉を胸に、中学生活も頑張りなさい。
そして隆真、どんな時も笑顔でいなさい。
笑顔に勝るものはないの。
笑顔が貴方を助ける事が、たくさんあるから。


隆真、卒業おめでとう。



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