生きて!
昨夜はブログを書きながら、化粧も落とさず寝落ちしてしまいました。
ごめんなさい(笑)
続きから、そのまま書きます。
********𓆝𓆟𓆜𓆞𓆡********
昨晩ね、久しぶりに声を上げて泣いてたの。
どうしようもなく悲しくて。そして、ホッとして。
そのお客様の声を聞いた途端、涙が堰を切ったように溢れ出して、もう止まらなかった。
昨日は朝からミーティングでね。
その最中に、そのお客様から入った辿々しいLINE。
『 昨晩、〇〇が(娘さん)急に、家に来て、お母さん、知ってるの!? て。そして、〇〇さん(私の旧姓)のブログを、始めて、見ました。私、驚いて、涙が溢れて、止まりません、でした。どうして。どうして。涙が、止まりません。今は、身体は、どうですか?』
その文字を見た瞬間、涙が出そうになったのだけど。
だめだ、今はミーティング中。
泣くのは後だって、必死に堪えた(笑)
……とうとうこんな日が来てしまったなぁって。
そのお客様にね、すぐに折り返し電話をしようと、ミーティングルームを出たのだけどね。
いつもお昼間はお仕事中だし、いつもLINEをあまりされない方だから、と思い直して。
取り急ぎ、お詫びだけのLINEを入れたの。
『 〇〇さん!こんにちは。今お仕事中ですよね? LINEで失礼します。今まで黙ってて、本当に本当に申し訳ありません。毎回お会いする度に、今日こそ言おう。今日こそ話そうと。そう思いながらどうしても言い出せませんでした。真っ先に私の口から言わなくてはと思いながら、どうしても言えませんでした。こんなに失礼な事をして、申し訳ありません。』
……もうね。
私のLINEを読みながら、向こうで泣いておられるのがわかるの。
『 今晩、お電話していいですか? 』
と、最後に入れるとね。たった一言。
「 待ってますよ。」
そんな事を数分LINEで会話したの。
********𓆝𓆟𓆜𓆞𓆡********
このお客様とは、私が旧姓の頃からだから本当に長いお付き合いを頂いてる。
毎月のようにお食事して近況をお話ししたり、国内外問わず一緒に旅行にも行ったりね。
本当に良くして頂いてる方なのです。
いつもいつも気にかけて下さり、勿論たくさんジュエリーも買って頂いたし、たくさんお客様のご紹介も頂いた。
本来なら、真っ先に報告しなければいけないお客様だった。
このお客様は会社のオーナーなのだけどね。
私が出会った頃は、まだこれからどんどん会社を大きくされる所でね。
この10年、会社が大きくなるのを、私は近くで見ていたし、色んなお話しを聞かせて貰いながら、横で勉強させてもらった。
いつも言われてた。貴女も必ず出来るよと。
私をずっと応援してると。
貴女の性格が好きだと。その性格なら必ずやってける。
夢を持って、いつもイキイキしてて、パワーがある。
だから、頑張りなさい!と、いつも褒めて下さってね。
毎回毎回、いつも楽しくてね。
お会い出来る日が楽しみだった。
お客様を超えて、年の離れた姉の様な存在なのかもしれない。
私が最初の手術をして入院している時も、雨の中大きな果物を持って、お見舞いに来て下さった。
風邪もひいたことのない子がどないしたん!ってね。
大丈夫、若いんだから直ぐに良くなる!大丈夫!
元気出してね!
それなのに私。 どうしても。どうしても言えなかった。
笑い転げるくらいに、いつも楽しいからこそ。
私が話をする事で、その関係が崩れてしまうような気がして怖かった。
だから、どうしても言い出せなかった。
毎回お会いした後、再発した事、また今日も言えなかったなと、車の中で悲しかった。
そして夜を待って、電話をした。
とにかく私の口からお話しなかった事のお詫びをと、受話器を握りしめた。
私の声を聞いた第一声。
『 謝らなくていい!謝ってはダメ! どれだけ貴女の気持ちがわかるか。しんどかったね。』
私は、その言葉を聞いた瞬間、号泣した。
何も言わなくても、分かって下さってる事に感謝しかなかった。
『 もうね。ブログを始めて見て。娘に見せてもらわないと、分からないからね。…もう。昨日から涙が止まらなくて。貴女がどんな気持ちでいるかわかるから。言えなかったのが痛いほどわかるからよ。謝らなくていいの。』
会話をしながら、私もお客様も、涙が溢れ過ぎてどうしようもなかった。
貴女みたいな子を、神さんは見捨てたりしない!
貴女は大丈夫。ものすごくパワーがあるし、エネルギーを感じる。
生きて!必ず生きるの!
この病気で一番大事なのは、医者でも薬でもない!
生きる!何が何でも生きる!っていう心やからね。
私は、もう泣き過ぎて(笑)
はい、はいってね、返事をするだけで精一杯だった。
どれくらい話をしていただろう。
来週、ゆっくりと食事をする約束をして電話を切った。
どうしても、お会いして、お顔を見て話がしたかった。
私ね。幸せだなぁと心から思った。
自分の勝手な判断は、きっとお客様を不愉快にさせてる事、多々あると思うの。
病気でも、人としての義理を欠いてはいけないものね。
でも、本当にね、ありがたいなぁと。
私は真底、恵まれてるなぁって思ったの。
『 生きて! 』
私は今日の電話を一生忘れないと思う。