yumi-fields

日々感じること。心のままに。 私の病気の事、仕事やプライベート、心の中の事をありのままに。

IDENTITY ❷


昨日は長々と書いちゃって(笑)
読みづらいし長すぎると、パートナーからダメ出し貰いまして!(笑)昨日は感情移入し過ぎたんよねきっと。
なんかね、書いてたら止まらなくなったんよね。



今日も引き続き S ちゃんの事をもう少しだけ書くね。
本当はね、話聞いてる時はお腹抱えて爆笑してるんよ。
面白おかしく書きたいのに、それなのになぜか、めっちゃ感動してる私がいるのよね。
だから私の心の感じるまま、そのまま書こう。



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人ってね、誰かに言われたひと言とか、何かちょっとしたきっかけで、人生がガラッと変わる事ってあるよね?
そういう事が自分の人生に於いて、何回かあるのよ。



彼もアメリカ留学中に、大きく方向転換をするのね。
彼はテネシーの州立大学を卒業してるのだけど、元々はデザインやアートを専攻していなかったのだそう。
私はてっきり、今の会社をお父様から引継ぐ為に、その道に進んだとばかり思ってたんだけどね。



『もうさ、誰が見てもどうみても、めちゃくちゃ下手な絵やねんよ。それをな、これは素晴らしいって、躍動感ある絵やってさ、褒めちぎられてんよ〜 』



彼の転機は、ある日大学の教授にその絵(アート)を褒めちぎられた事(笑)
彼曰く適当にさらっと描いたものだったらしい(爆笑)



私ね【 縁 】とか【 運 】て、そこやなって思うねんよ。
縁のある道ってね、必ずそこに行く様になってるんね。



私ね、いつも思うの。どんなに頑張っても縁のない方へは行けないねん。
逆に縁のある事って、どないしてもそっちに引っ張られるようになってるんやよ。
それは抗ってもしょうがないねんね。



アメリカと日本の大学のシステムってさ、根本的に違うやん? 私はそのシステムはよく分からないけど、彼も卒業するのに必死な訳よね。
この教授とは気が合う。これやったら単位取れる!
みたいな感じやったんじゃないかと思うのね(笑)



『 親父に言うたらさ、お前を画家にする為にアメリカやったん違う!って、怒ってさぁ。』


けどね、後から思えば全て正解やったやんね。
殆どの日本人留学生が挫折して帰国する場面で、彼はこのまま帰れないと必死だったのよね。
たぶん、前しか見てなかったんだと思う。
そんな一人の青年を、神さんは見捨てたりしないのよ。



その渦中にいる時は、その意味がどうしても分からない事が多い。でも必ず気付く。後で振り返った時に、大概の経験が今の自分にプラスになってる事に。
苦い経験も辛い体験も、プラスにしかなってない事に。



彼の【 IDENTITY 】は、アメリカ生活での大なり小なりの事を全部、逃げずにちゃんと乗り越えてきた自信から出来たものなんだろうと思うのです。



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アメリカ合衆国、何でも直ぐに裁判になる国。誰もが普通に銃を持てる国。彼を根本から大きく変えた国。
あちこち車で旅した話や、警察に捕まった事も何度もあるって言うし、面白いエピソードがまだまだたくさんあるんだって。きっと今だから全てが笑い話のネタになるんよね。またいつか、この続きを書きたいと思います。



うちの子は、海外に留学させたいと思ってる。
語学ももちろんだけど、人生観が変わるような体験は、温々とした所では起こり難い。
スケールの大きな子になって欲しいから。
子供達には、ぜひこんな話を聞かせたい。
世界はこんなに広いんだって!



IDENTITY ❶ - yumi-fields

病院にて


お昼過ぎに【 IGTクリニック 】に到着。
ここの待ち合いは、海がパノラマに一望できる。
カウンターに座って、しばし珈琲タイム。


今日はお天気が良過ぎて、眩しいくらい。
日焼け止めとサングラスが必需品やのよ。
ここのクリニック(笑)





今日からまた4日間、お世話になります。

明日は朝10時30分から、カテーテル治療スタート。



今日出掛ける時にね、うちの子が言うんです。
玄関先で、後ろからそっと私を抱きしめてね、小さな声で言うんです。

『 ママ、ちゃんと元気になるよね。ママが大好き。待ってるよ。気をつけて。』


「 ちょちょいって、お薬してもらってくるね!ママも頑張る。だから、隆真も頑張れるよね。ママも隆真が大好きよ。じゃぁ行って来ます!」



あぁ神様…。こんな素直な子に育ってくれて嬉しい。
こんな私に文句一つ言わず、いつも優しい言葉を掛けれる子に育ってくれて嬉しい。
この子は私に幸せをたくさんくれる。私を母親にしてくれてありがとうね。
この世はこんなに感動する事が、まだまだ沢山ある。



この景色を眺めていると、私の心まで穏やかになる。
少しお昼寝したらスッキリした。
今からシャワーしてこよう。
それから、昨日の続きのblogを書こう。

IDENTITY ❶


IDENTITYアイデンティティ
自分が認識している、自分自身の事。
個性、身分証明みたいなものかな。
貴女のアイデンティティは何ですか?って聞かれたら
…… 私は何て答えるだろう。



最近、公私ともに仲良しのソウルメイトの S ちゃん。
私と同い年なんよね。同級生やったのね。
同じ時代の同じ年に、同じ街で産まれて。
考えてみたらずっと近くに居たのに、40半ばを過ぎてから出逢うという。
そんな事にもすごい縁を感じずにはいられないのです。



今日のblogは、昨日からの話の続きなのだけど。
その彼のほんの一部を、書いてみようと思います。



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『 10代の終わりからの6年半、アメリカにいた時期に、自分のモノの見方とか人生観みたいなものができた。
その時の大半の事が、今の俺自身を創ったと思う。
俺のアイデンティティみたいなもんを。』



私は彼がそう言った時から、アメリカにいた時の話を聞くのが大好きになった。
人の人生の一部ってね、その辺のドラマよりずっと素晴らしいし、面白いと思うのね。
話を聞いてる私が、勝手なイメージで捉えてる事もあるかもしれない。でもそれもありとして、私の拙い言葉で書いてみようと思う。



20年以上も昔ってさ、今の子供が海外に留学するのとは、感覚が全く違うと思う。
連絡取ろうにも、スマホどころか携帯電話もない時代。
心細いなんてもんじゃなかったと思うのね。
今なんて地球の何処に居ても、スカイプで顔見ながら会話が出来るでしょう?
全ておいて、比べる事なんて出来ない位だったと思う。



初めてアメリカの話を聞いた時、彼があまりにも面白おかしく言うものだから、お腹を抱えて泣き笑いしたの。
エピソードがどれも楽し過ぎて、面白過ぎて。
たぶんこの時の数年の話は、ちゃんと聞いたら何日もかかる位、壮大なドラマがあるんよ。
もう徹夜で聞きたいくらい!(笑)




テネシーって何処だろう。片田舎で夜9時には寝静まる街だって言ってたよね。
もちろん彼は、持ち前の明るさで楽しい留学生活を送ろうと、努力していたに違いない。
言葉の全く通じない国で、たった一人で。
日本でやんちゃしてた彼は、まだ渡米してすぐには、その擦れた感じも抜けなかったんだと思う。
きっと生意気な日本人に見られていたんだろうな。



そんな彼も、だんだんその土地に慣れ、親しくしてくれる人もでき、少しずつ留学生活に馴染んで来た頃に、色んな事が起こる。
元来、ジッとしてるタイプではないし、きっと目立っていただろうと思う。そんな中で、何度か人生の岐路に立たされて、試される様な場面に出会うのです。



『 俺な、Dickってあだ名で呼ばれてて。何も知らん俺は、そのあだ名で呼ばれる度に笑顔で応えてたのに。親しみを込めて呼ばれる事が、すごく嬉しかったのに。ある日それが悪口やったって知るんよ。その意味を知った時に、めちゃ落ち込んでん。』



まだ言葉も分からず片言しか通じない頃に受けた悪口。
そこから派生していった、自分に対するイジメの話。
私ね、言葉の分からない彼が、仲良い友達が出来たって喜んでる矢先に、本当は自分は馬鹿にされて笑われてるんだと知った時、どんなに愕然としたかと思うと、お腹の底から沸々と怒りがこみ上げて来るのを抑えれない。
後で思い出してまた想像してたら、悔しくて涙が溢れて止まらなかった。



自分の置かれた状況に、どれだけ絶望したかなんて、想像は出来ても、そんな目に合わないと到底分からない。
その時の心情を思ったら、言葉なんて出てこない。
きっとそこから逃げ出したい、日本に帰りたいって、何度も何度も思ったと思う。
その当時の彼にもし会えたら、絶対大丈夫だからって、抱きしめてあげたい気持ちになる。



『 俺には日本に帰るっていう選択肢はなかった。』


と言うけれど、本当に帰ろうと思えばどんな事したって帰れたはずで。でもあなたはそれをしなかった。
それをしないどころか、このままではダメだと一番強い奴に喧嘩を仕掛けて、逆にボコボコにされて失神するという…何ていうオチなんよ(笑)笑うしかないやんね。



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私ね、その時に思ったのよ。
あぁこの人も、世界でたった一人の気持ちを味わったことのある人なんだなって。



私もね、20代は辛い事がたくさんあった。スクランブル交差点で信号待ってる時、青に変わっても、足がすくんで一歩も前に出れなかった事がある。こんなにたくさんの人が溢れて来る人混みの中で、ひとりぼっちの気分になって泣き出したくなった事が何度もある。



きっと彼も、一日一日何とか過ごしてたに違いないの。
ふとした時に泣きたくなる自分がいて、きっと毎日心折れそうになりながら、何とか過ごしてたと思うのです。



でもそんな中でも、楽しい事もあって。
どんどん言葉も覚えて、生活にも慣れ、彼女も出来て。
車であちこち色んな州に行ったって。
その時の話もとても楽しい。
広大なアメリカで、あなたが聴いていたであろう曲。


https://youtu.be/jGqrvn3q1ooBob marley "no woman no cry" 1979 - YouTube




人にはそれぞれ、どうしても超えなくてはならない課題があるんだと思う。
それはどの道を通っても必ずぶち当たるようになっていて、逃げても逃げても追っかけて来る。
こっちを通れば何もないなんて道はないんよね。



文章にするって、本当に難しいね。(笑)
まだまだ書きたい事の半分も書けてない。
ちょっと長くなるけど、続きはIDENTITY ❷にて。

POWER OF CREATIVE




今、新しい事を進めていて、毎日もの凄くワクワクしているのだけど。このワクワクってね、私の周りにいてる人の相乗効果もあるんだよね。ワクワクする人・話・情報・モノも全部集まってくる感じ。



今回ホームページの仕事を依頼しているのは、私の親友Aちゃんのご主人の会社です。
この会社のイケメン社長である『 S ちゃん 』(笑)
…しかし社長に「 ちゃん付け 」はあかんよね〜(爆笑)
社員さんの前ではちゃんと「 社長!」って呼ぶからね〜

このblogでも何回も登場してる人です。
『 由美ちゃんは、blogを書いたらいい。』このblogを書き始めたのも、彼にそう言われたから。



その時はまさか今日の日を思わずだったけど。
その後、私の癌の転移が見つかったり、余命宣告された時も、カテーテル治療に繋げてくれて、今のクリニックでお世話になってるのも、なぜかずっと笑い飛ばしながら助けてくれてたのが、彼なのでした。



いつもうちのパートナーが言ってるの。

『 僕らってさ、周りの皆んなには、たくさん助けて貰ってるけどさ。 ほんまにその一人一人に感謝やねんけどな。でも、S ちゃんってさ、ほんまにすごい縁よな。紙一重の。去年の秋からは結構会ってたけど、それまではそんなでもなかったやん? A ちゃんの旦那さんて感じの付き合いやったやん?でも今や僕がやり出した事にも、由美の病気の事にも、仕事もプライベートも、S ちゃんなくしては語れんもんなぁ。』って。



出逢いから今日に至るまではまたの機会に話すとして。
この人が本当に面白くてね。いつも笑いが絶えないの。
私もね、話題に困る事は無い位には色んな引き出しは持ってるつもりだけどね。彼もまたすごいねんよ。



いつも彼を交えて色んな話をしてると思うのね。
この人のモノの見方や考え方の基盤となってる事って、何処にあるんだろう。このワクワクする感じは何処から来るんだろうって。



それがね、最近ようやく分かって来て。
私達が彼に惹かれる部分て、何処なんだろうってね。
彼を創った大きな要素『 identity 』は何処から来るんだろうって。



この数ヶ月、たくさん話をする中でなるほどなぁと。
いつも真剣な話してるのにわざと笑いにしたり、めちゃくちゃ口の悪い事を言ってみたりするし。
「 オレ頭悪いから。」ってすぐに言うけどね。
この人は本当はかなり頭が良いのに、どうしてなんだろうって、ずっと感じてた事。
私はあなたが頭悪いなんて、一度も思った事はない。



先日、子供のお誕生日の食事会の時に話した事。
私は次の日、ずっと涙が出て仕方がなかった。
あなたの話を思い出して、ずっと思い出し泣きしてた。
悲しかったんじゃないのよ。
この人もちゃんと乗り越えた人だったって分かって。
本当にソウルメイトだったって、嬉しくて涙が出たの。
出逢えた意味が分かって本当に嬉しかったの。



あなたが、18、9の歳で単身アメリカに行き、言葉も全く通じずに現地でABCから学び、異国の地での6年半、何を思い何を見て来たのか。そして25年も経った今、その時の事がどれだけ影響しているのか。
他人事とはどうしても思えなくて。
私達の子供達にもちゃんと伝えたいって思ったの。
だから、私の言葉だけど書いておきたいと思ったのね。



明日は、S ちゃんのドキュメンタリーです!
楽しみにしてて。しっかり書くよ!(笑)

アトリエ



今日はとても心が穏やかな、楽しい一日だった。
お昼からは、新しいホームページのデザインがたくさん上がって来て、新しいロゴも出来たよって、連絡をもらってね。
もうね嬉しくて嬉しくて一日中ワクワクした日だった。



まだ、見せたらあかんで。って言われたのに(笑)
トップページの感じだけやったらいいやんね?
これ私の仕事場の写真やしって、載せちゃう私(笑)
写真の力ってすごいよね?!素敵な空間に見えるしね!




日曜からの入院までに、しなくちゃいけない事がたくさんあるのだけれど、何となく今日は時間に追われる仕事はしたくないなぁという気分だったのね。
そしたらね、ホームページの打ち合わせが急遽入って、私の気分通りの一日になりました。ありがとう(笑)



ちょっと話が逸れるけどさ。
仕事ってね、捗る時と、全然捗らない時ってあるよね?
特にデザインとか企画とか考えるのってそうじゃない?
この空いた時間に色々考えようとか?
そんなタイミング良くはひらめかないんよね(笑)



私が何かを思いつく時ってね、運転してる時とか、大好きな音楽を聴いてると時とかね、そんな時が多いのね。
閃きや何かが急に溢れて来て、高速走ってたら危ないから(笑)次のサービスエリアまで行って、ノートにバァ〜ってメモったりするの。
だから、一週間考える時間があったとしても、実際は2、3時間の仕事だったりするのね。



だから、今日も思ったけど、企画やデザインの仕事ってね、大変だなぁと思うの。
毎日毎日デザインに向き合ってるでしょう?
今日は気分が乗らないからお休みしますって、言いたくても言えないじゃない?(笑)



話が脱線しながら、今日も爆笑トークで楽しかった。
私はこの脱線もとても意味があると思っていてね、その人となりがよく分かるでしょう?
その人の人間性とか性格とかってそんな所からの方が、よく分かるから。私は人を観察する癖があって。
いつも、人とはちょっと違う角度からその人を視てる。
同じ波長の人だと、自分のままでいられるから嬉しい。



実はこれから、同時進行で店舗も探すのだけれど。
そこはゆったりした時間の流れる場所にしたいなぁと思うのね。【 大人の隠れ家的な空間 】
ショップ…? サロン…? うーん。。。
あっ『 アトリエ 』みたいな感じ。
何か色んなものを創っていく工房のイメージ。
あっこれ!しっくり来た!(笑)



少しずつ色んな事が形になっていく喜び。
ゆっくり、ゆったり。焦らず、しっかり。

続・引き分け


今、久しぶりのスタバでblogを書いてます。
この一週間スケジュールがパツパツで、ウォーキングも全然出来てなくて。
これじゃあかんのっ!と思い切って家を出ました。
約束したやん! 絶対に夏までに痩せて綺麗になるって! ← 誰と?(笑)
来週の同窓会にもう間に合わない‼︎ ← 何が?(笑)


…でも、やっぱりこのホッとする独りの時間は必要ね。



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昨日書いた『 引き分け 』について。
今日は一日、ふとした時にずっと考えてた。
コメント読んで、嬉しくて泣きながらずっと考えてた。
今も自分が生かされてる意味を、ずっと考えてる。



月曜にクリニックでね、検査が終わって待ってる間に、パノラマに広がる海を眺めてたのね。
ふと目を落としたらカウンターに一冊の『 落書き帳 』が置いてあってね。
何でも好きな事を書いて下さい。ってやつね。
何となく、パラパラとめくったの。



【 熊本から来ました。おばぁちゃんのびょうきが早く良くなりますように。】

【 もっと早くこの治療を知っていれば。5年半もかかって、ここにたどり着いた……】

関空から直ぐで有り難い。仕事をしながらの治療。必ず生きねば。】



本人が、その家族が、ここに座って海を眺めながら、待ってる間に書いたのだなぁと思いながら読んでたの。
その中でね、きっと若い女性が書いたのだろう文章に目が止まってね。もう私、ダメだった。


【 3歳の娘の為にしておく事。誕生日の度に一通ずつ手紙を書いておく。写真をたくさん撮っておく。その時々に必要な事を書いたノートを……。】


もうね、涙で先が読めなかった。
この女性の気持ちがね、心の中が分かり過ぎてね、もう泣くの通り越して叫びそうになったの。
ここに座って海を見ながら、どんな思いで書いたのか。
私も心臓をギュッと掴まれたような気持ちになったの。



この女性はどうなったのだろう。
日付を見たらまだ今年の春だった。
毎日を笑顔で過ごせてるかなって。
幼い3歳の娘さんと日々楽しく暮らせてるかなって。



時間てね、刻々と流れていて、一瞬たりとも止まることはないんよね。
今こうして美味しい珈琲を飲みながらblogを書いてる時間でさえも、もう2度と戻らない。
だったら、今この時間をちゃんと感じて生きた方が幸せだなと本当に思う。



病気に勝つとか負けるとかじゃないよね。
毎日の生活を笑顔で送れる事は、私には奇跡なのよ。
そこをちゃんと噛み締めて生きなきゃ勿体無いよね。



こうじゃないといけないとか、これが正しいとか。
そんな事、もうどうでもいい!
癌が消えても消えなくても、私が私らしく笑顔でいれたら、もうそれで充分だと思う。

引き分け




今日から8月がスタート!
うわぁ〜時間の経つのが早過ぎて怖い!(笑)


昨日はね、クリニックからお昼過ぎに帰宅してから、なぜかもの凄く疲れてしまって、ちょっとだけ横になろうと思ったら爆睡してしまったの(笑)
気が付いたら外は真っ暗でびっくり!



今日は、昨日 先生が仰った事をゆっくり考えてた。


『 腫瘍が消えてなくなる事だけが、この治療の成功ではなくて、貴女が元気で普段通りの生活を長くできる事が、一つの目標です。』



『 ほっとけば恐らく大きくなったであろう癌の進行を止める事。消えて無くならなくても、現状維持でも、貴女が今の状態をキープできれば引き分けでも勝ちと同じなんです。』



私ね。先生の言葉になんだかホッとしたの。
そっか。そうよね。事実、私は今、元気なんよね。
普通に仕事もプライベートも充実してる。
これをなるべく長い時間キープ出来るのであれば、それでいいんだよなって。
そう思ったら、ふと心が軽くなったの。



『 腫瘍が全部消えて、無くならなければならない。』
この数ヶ月、ずっとそう思ってきた。
せっかくこの治療に繋げてくれた大切な仲間の為にも。
『 綺麗さっぱり消えたよ!』って、言いたかったの。



だから、それが言えない自分が悔しかった。
ごめんなさいって、誰に謝ってるのか分からないけど、心の中でずっとごめんなさいしてた。
自分の身体の事よりも、それを伝えるのが辛いなぁとか考えてたのね。



でもね『 引き分け 』でもいいんだよって言われて、ちょっと楽になったのです。
先生にね、次はこのまま頑張って、秋からは様子見て、来年は、この先はまたこんな治療もあるからと、先の話をされた時ね、泣きそうになったの。



私もしかしたら、余命半年だったら、年内は生きられなかったかもしれないんよね。
4月にそう告知されて、その時に指折り数えたの。
私の身体、年内持つのかなぁって。
だからこの先の治療の話をね、先生はサラッと仰ったのだけど、私にはとてもとてもとても、重い言葉に聞こえたのです。



勝つか、負けるか、ではなく『 引き分け 』もありなんだ!
あれ?曾祖母が言ってた言葉が分かった気がする(笑)


よし、何だか元気が湧いてきた!