yumi-fields

日々感じること。心のままに。 私の病気の事、仕事やプライベート、心の中の事をありのままに。

夏の想い出



夏祭りの季節になると毎年思い出す事。
私は18歳の時に、初めて彼が出来たのね。
学生時代は中学も高校もバリバリの体育会系だったの。
盆暮れ正月以外はずっとテニスしかしてなかった。
だから、短大の時に初めて彼が出来た時は、毎回デートが楽しくて楽しくて(笑)



初めての夏祭りに浴衣を着て行ったのね。
可愛いやんって、絶対褒めてくれると思ったのに。
彼の第一声…


『 浴衣なん!それって由美、自分で着れる?!』

「 着られへんよ。母に着せてもらったから。」


……後に、彼のがっかりした理由が分かり(爆笑)
あの時の彼のなんとも言えない残念な表情が忘れられなくて(笑)その意味が分からず、キョトンとした私のあの心の感じも妙に覚えてて。
なんかね、青春やったなぁと思うの。
……その元カレは、この夏の同窓会に来るかなぁ(笑)



夏祭りの屋台が並んでるのって、見ながら歩くだけでも楽しいでしょう? 未だにあの頃の感覚を思い出すの。
とうもろこしの香ばしい香りも、たこ焼きや綿菓子も。
あのお祭りの雰囲気は、ワクワクして楽しいよね。
一瞬にして、あの頃の感覚に戻してくれる光景なのよ。
こんな歳になっても、この夏の時期は何だか心がソワソワするんだよなぁ(笑)



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ところで、話は変わるけど。
先日そんな想い出話をお客様としてたのね。

『 由美さんて、着物とか浴衣とか似合いそう〜〜。』

「 あっ、わかる? 似合うねんよなこれが。ただ玄人みたいになるけど(笑)」

『 私ね、バスタオル巻いたりして、めっちゃ補正せなあかんから、羨ましい〜。』

「 何やそれ、どう言う意味なん! 寸胴で悪かったな!それいっこも褒めてへんやんか!」




……先日の伊勢の道中も。

『 由美ちゃん、首筋が綺麗やね。うなじ美人やわ。』

「 ありがとう〜ってか、後ろ姿やし! (笑)」

『 いやいや、ほんまに。後ろから見たら綺麗よ。』


ありがとうね、褒めてくれて!
遠くから見たらとか、後ろから見たらとか、落ち込むっちゅうねん!(笑)
私、褒められて伸びるタイプやからって、散々言うてるのに(爆笑)



私の周りは、さらっと本音しか言わないソウルメイトだらけで、この際有難いわ。
よし、今に見てろよ根性で頑張るし。
同窓会まで1ヶ月切ったからね!
何着て行こう。美容院は予約したしね。
よし、メラメラ闘志が湧いてきたわ! ← 何の?!



最近なんか私、卑屈になってない? 大丈夫?(爆笑)

恋ばな 〜40代編(笑)



昨日の伊勢の帰り道、3人で色んな話をしたの。
箸が転んでもおかしい年頃はとっくの昔に通り過ぎてるけどね。もう何がそんなに楽しかったのかわからない位に、笑い転げてたのね。
まず、好みの男性の話。これ定番ね(笑)みんなパートナーがいるんだけど、それはちょっと横に置いといて。



私は男性の『 手 』がとても好きなのね。
肘から手にかけての感じがとても気になる。
クールビズとか世間では言ってるけどね、半袖のシャツはNGで、長袖のシャツを肘までまくって、そこから出てる腕、手にかけての感じがとてつもなく好きなの。
別に血管浮いてなくて良いねんよ(笑)
後は『 声 』電話の声とかね。好きなトーンがあるの。
もうね、ずっと聞いてたい『 声 』ってあるのね。



私は『 髭フェチ 』です。と、かずちゃん(笑)
髭が大好き。なんなら髭無いとイヤな位に好き。
だからと言って、毛深いのはあかんの。
胸毛とかお腹とかモフモフあるの無理〜〜(笑)
ってかさ、わかる〜〜。私もヒゲ大好き派〜〜。
髭あったら、皆んなイケメンに見えんねんよ私〜(笑)



『 昔ね、大好きな人(彼)のうなじを見た時に、そこだけクルって天パーやったの。それで、もう無理…すぐ別れようって思った。』
って、かずちゃんが言うのね(爆笑)
これもうね、声出してワロタ!めちゃ分かる!
絶対に見たらあかんもの見てしまった時に感じるやつ!



私は『 色気 』のある人やなぁ。と、ひろみちゃん。
身体能力の高さも。後はセコくない人かな〜〜
それなっ!!(笑)めちゃ同感!
ひろみちゃんてお嬢だけどさ、めちゃ庶民的なとこあるし、中身はおっさんやけど、やっぱりふとした時に、育ちって出るのよね。だから言うてる事、わかるよ。



これ余談やけどさ、ひろみちゃんめちゃ面白いねんよ。
うちに来てくれた時に、いつも帰りに洗い物とかしてくれるんだけどね。グラスとかケーキ皿とか。
初めて来てくれた時、私ね目が点になったの!
割り箸と曲がるストローも綺麗に洗ってあった
私もうびっくりしてね〜(爆笑)
『 マジか!だからお金持ちなんやなっ!』って声に出して独り言 言うてしもたん(笑)
ひろみちゃんのそのギャップ、めちゃ好きよ!



3人それぞれに、酸いも甘いも経験して来てるやん?
こんな人が好きとか嫌いとかそんなん言うてるけど、もうそんな事じゃないのもわかってるやん?
40代のもう若くない私達が、こんな話で盛り上がってるのって笑えるよね。



私達それぞれさ、今更何が起こってももう揺るがないものが出来てるやんか。
パートナーとケンカとかしても、別れるとかないやん?
『 別れる理由 』ってもう今更ないんよ。
だから、こんなん笑い転げながら言えるねんね。



それからね、ひろみちゃんもかずちゃんも、ついこの間まで私散々泣かしてんよ。
私の事でたくさん辛い思いさせて、たくさんたくさん泣いてくれたんよ。
それなのに、今日こんな話が出来て、バカみたいって一緒に笑えるようになった事が嬉しいの。



つい数ヶ月前には、何にも考えれなかった。
だから私はこんな話ができる事が嬉しくて仕方がない。
病気の事や、命の事や、難しい話をたくさんするよりも、私にはとても深いものがあるのよ。
これからも、おばぁちゃんになっても『 恋ばな 』が、ずっと一緒に出来ますように。

伊勢詣り


今朝は5時起きで伊勢に行って来ました。
ひろみちゃんと、かずちゃんと3人で。
イニシャルの意味あるん?って話しで(笑)
OKでたら、今日から名前もフルオープンでいきます〜



春に予定していたお詣りだったのに、私の入院やらで今日になったのね。お待たせでした。



かずちゃんは、秋にブティックをオープンします。
私も秋にはホームページができます。
新しい事に向かって、それぞれが進んでいます。
その報告と御礼詣りなのでした。



仕事も兼ねて伊勢にはよく来るのですが、今年は初めてだったのね。
色んなことがあって、なかなか来れなかった。
久しぶりに来ると、やっぱり心がしゃんとする。
参道をてくてく歩きながらこれまでの事を振り返った。



考えてみたらね、まだ3ヶ月程なんよね。
私の転移が見つかって、告知されてから。
余命半年とか言われたのが、何か遠い過去の出来事のような気がする。私、まだその渦中にいるんだけどね。
もうね、自分の中では過去の終わった話のような気がするの、おかしいね(笑)



それにね、私以上に周りの皆んなが大丈夫って信じてくれててね。
私を病人のように全く扱わないのね(笑)
それがとても心地良いのです。
もう病気は過去の事で、済んだ話の様になってるのね。



でも、この感じはとても大切だと思っていて。
何かを引き寄せる時や、自己実現する時の感じは、こんな風にリアルに感じる事が具現化されるのです。
私の場合は【 病気は過去の事で、元気になった自分 】


全てが偶然でなく必然なのであれば、必ず上手くいく。
今日は自分の心に楔を打つ事が出来て、ここに来れて本当に良かった。




〜 追伸 〜
【 女三人寄れば、姦しい(かしましい)】
と言うけれど(笑)
40代3人の道中の会話、もうね楽しすぎてずっと笑ってて。この会話は明日書きます(笑)

母との事


母が亡くなって、2回目の夏が来る。
このblogを書くようになって、たまに読み返すといつも思う。こんなに母が登場するなんてね(笑)
母への思いがこんなにたくさんあるってね、本当に思ってもみなかったのね。



母の事を書けば書くほど、母は良い人になって(笑)
私は自分自身が嫌な人間に思えて仕方がない。



前にも書いたけど、少しずつお互いを分かり合えて来たのは、目を見てちゃんと話をする様になったのは、私に子供が産まれてからだった。
母は若い頃の私が、きっと嫌いだったと思う。
そして、私もずっとそんな母が苦手だった。



母の言葉とか。今思い返すとね、心がきゅーってする。
どうして私は、ずっと母に心を開けなかったのかな。
数日前もね、母の生前の暮らしを少し書いたのだけど。
読み返してみてもどちらかと言うと、私の好きなタイプの人やもんね?(笑)
それなのに。それなのに… 。どうしてだろう。



私ねどうしても、母に認めて貰いたかったのよ。
由美は頑張ってるねって言って貰いたかった。
だけど母はいつも、私の足りない所を指摘した。
私のやる事なす事、髪型や服装にまでダメ出しをした。
もっと出来るはず、もっとやれるはず。ってね。



私が独りの時は『 独身なんだから、全部自分の時間。だから仕事なんてできて当たり前。』


結婚してからも『 子供がまだ居ないんだから自分達の事だけやん、仕事はできて当たり前 。』



私ね、ず〜っと思ってた。
ほんまに性格悪すぎやわ。母とは絶対に話が合わない。
自分の子育ての時に、反面教師にしようって思ってた。
短所是正ではなくて、長所進展やと思うけど!ってね。
この人は本当に自分の子を褒めないよね。って。




私ね、本当は褒められて伸びるタイプやねんよ(笑)
踏まれて叩かれて、なにくそ〜って這い上がって来たけどね、私は外ではずっとそればっかりだったから、せめて母には褒められたかった。



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『 由美が帰った後な、いつも褒めてたで。私の自慢の娘やわって。ほんまにあの子は頑張ってるって。パパにはいつもそう言ってたで。ママの口の悪いのは本心じゃないよ。もう許してやりな。』



いやいやいや、待ってよ! 何で今言うのよ!
母が亡くなってからじゃ、遅いやんか。
母とはもう分かり合えないんだなぁって思ってたのに。
なんで、生きてる時に口に出してくれなかったの?
そしたらきっと、母娘関係は違ってたはずなのに!




母のいない今、ひとつだけホッとしてるのは、私の病気を知らずに逝った事。


『 ほんまに由美は、自己管理が出来てないね。そんな事も出来ないようじゃ、何やってもダメよ。』


(笑)母が生きてたら、きっとそう言ったに違いない。

オノマトペ



『 ちょっとすみません。ここはどう行ったらいい?』


私は道を聞かれる事が本当に多い。
電車で移動してる日は必ずと言っていい程。
ボーッとしてるのかな?
私に聞いて!って顔してるのかな(笑)
こんなにたくさん人が居るのに、なぜ私?位聞かれる。
しかも、おじいちゃん、おばあちゃんに人気。
そだよね、最近スマホが道案内してくれるしね。
若い子は人に道聞いたりあんまりしないよね(笑)



『 あぁここね。こっちです。ここ真っ直ぐずーっとズンズン歩いて、二つ目の信号をピッと右に曲がったらそのビルです!』


なぜか、今日もおばぁちゃん爆笑。
あれ、なんで私笑われてるん?


『 いやぁ、よく分かったわ。ありがとう。ズンズン歩いて、ピッと曲がるんやね。』




自分では分からないのだけど、私の言葉遣いおかしい?
でも、ちゃんといつも通じてるよね?(笑)
そっか、私確かに擬音語・擬態語が多いのかも(爆笑)



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『 もうさ、ピャーッってなって、ボテッてなってん!
それでもうね、膝がガクガクしてきて絶対無理〜〜。』


「 …ごめん、全く何言うてるんかわからん。」


そうか。さすがの旦那でもわからんのやな(爆笑)


こういうの、【 オノマトペ 】って言うって知ってた?
私、初めて知ったの。【 オノマトペ 】(笑)



私ね、こんなblog書いてるけど、語彙がとても少ないなぁと悲しくなる。
たくさん本も読んできたつもりだけど、言葉を知らないなぁと恥ずかしくなる。
グーグル先生がいないと、文章も書けないってねぇ…。




いつになったら、ピャーピャー言わなくなるんだろ。
これは、クセなん? もうね、何とか直さないとね。
私と直接会話してる皆様!私の成長の為に指摘して!
オノマトペ(笑)卒業したいの!




オノマトペ 【フランス語 onomatopée】

自然界の音・声、物事の状態や動きなどを音(おん)で象徴的に表した語。音象徴語。擬音語・擬声語・擬態語など。

丁寧な暮らし


今朝、ご近所さんから『 カサブランカ 』を頂いた。
たくさん咲いてるなぁって、お庭を眺めてたのバレたかな(笑)とても立派なのよ。良い香りがする。
それを玄関と仕事部屋に飾って、しばらく眺めてたの。



母がとても好きだった花なのね。『 カサブランカ
綺麗だなぁって見てたら、亡き母の言葉がまたたくさん思い出された。
実家はいつも何かしらの花が活けられてたし、ベランダにも季節の花がいつも咲いてた。
家の中に季節感がいつもあるって、小さい頃からそれが普通で、当たり前の光景だった。



『 ねぇ由美、もっと毎日の生活を愉しみなさい。貴女はいつもバタバタと仕事ばかりしてる。もっと、毎日を丁寧に暮らしなさい。外ばかりでなく、内も大切にしなさい。』



私もね、フラワーアレンジの資格も取ったりね(笑)
テーブルコーディネイトの仕事もしてた事もあるしね、おしゃれに生活してたのよ。雑誌にも載せてもらえる位だったのに。
母に言わせたら、そんな事じゃないみたい(笑)



『 毎日自分と向き合う時間をつくりなさい。美味しいお茶を入れて、ホッとする時間を持ちなさい。今日という日はもう一生かえって来ない。もっと一日一日を丁寧に過ごしなさい。』


母は日曜にはいつも、朝から大音量でクラッシックを聴いて、美味しい朝食をつくり、コーヒーをたてた。
もちろん食器にもこだわって、ファブリックは全て自分の手作りだったしね。
とても優しい穏やかな時間が流れていた。
母はいつも何でもない毎日を丁寧に暮らしてたよね。



夜は夜景を見ながら、ジャズが流れて、お酒も愉しんでた。おつまみだって、美味しいのを綺麗な器に盛り付けてね。とにかくなんでも、母のこだわりがあった。



毎日家庭菜園の野菜を収穫して食べてたよね。
ベランダからの母の声がまだ耳に残ってる。

『 今日はおナスが2本、シシトウが4個、ミニトマトが8個、ゴーヤは出来過ぎて食べきれない。』



〜 天国の母へ 〜

あのね私もね、ママの子なんだから、料理だって何だってやれば出来ると思う。
でもね、私には心の余裕がその時には無かったの。
20代も30代もがむしゃらに働いてきたからね。
うんうんわかってる!っていつも言ってたけど。
心の中では私もそんな生活したいって叫んでた。


私ね、ママが死んでから分かる事が多い。
何で生きてる時に素直になれなかったんだろう。
何で病気にならないと自分と向き合う事が出来なかったんだろう。
今になってやっとママの言ってた事がわかるのね。
今まで当たり前で何も感じなかったのに。


日常の全てに感謝する。
朝起きて、子供に行ってらっしゃいって言う事も。
雨が降って虹が出る事も。
洗濯物がよく乾いて お日様のの匂いがする事も。
美味しいご飯が作れた事にも。
何でもない事がこんなに愛おしいんだなって。
病気になって初めて気付いたのよ。



そうだあのね、ママの形見の何万もする器にね、98円の納豆をガーガー混ぜていつも食べてるねんよ(笑)

ママの大切にしてたクリスタルグラスに、ポンジュース入れて飲んでるねんよ(笑)

ママ見えてるよね(笑)
私はね、この感じも大好きなんよ。

これからね、毎日を丁寧に大切に、私らしく愉しく暮らすから。そこから見ててね。

曾祖母の教え



昨日はたくさん雨が降って今朝は清々しい空気だった。
あぁ、もうすぐ本格的な夏がやってくるなぁ…



朝方、夢を見ていたようで、懐かしい声が聞こえた。
『 由美、おまえはまだまだせなあかん事がたくさんあるんやで。こっちに来るのはまだ先の話。』
私が大好きだった曾祖母の声だった。
あれれ。ひぃおばぁちゃんやん。
うんうん、そうやね。ありがと。



私の父方の曾祖母は、私が中学生の時に92歳で亡くなったのだけれど、曾祖母にとって私は初ひ孫という事もあって、生まれてから中学生まで、とても可愛いがってもらった。
曾祖母が病院で亡くなった時、私は側にいれなかった。
でも、息を引き取る瞬間が私にはちゃんとわかった。
その時ね、私は部活から帰ったとこだったんだけどね
『 あっ、おばぁちゃん…。』って思って時計を確認したので、今でも鮮明に覚えてる。
後で亡くなった時間を聞いた時に、やっぱりと思った。
最後に私を思ってくれた事がわかったのよ。
私と曾祖母はとても深い縁で繋がっていたんだと思う。



曾祖母から当時もらった手紙は今でも大切に置いてる。
私がどれだけ可愛い曾孫で、どれだけ愛されていたのかが伝わってくる手紙。
時折その手紙を読み返すのね。明治生まれの曾祖母は、〈ちょうちょう〉を〈てふてふ〉っ書くし(笑)
時代を物語る文章だけど、すごくあったかい手紙なの。


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当時の事を思い返してたら、曾祖母に教えられた事を、今日電車の中でふと思い出した。



『 最近は何でもな、白黒はっきりつけるとか、YESかNOかが良いとされてるけどな、おばあちゃんはそうで無い事もたくさんあると思ってるんやで。』


…ほんまやね、おばぁちゃん。今なら分かるわ。
あやふやが良いのではないけれど、どっちかってはっきりしない事も世の中たくさんあるやん?
曖昧な方が皆んなが幸せな事もあるんだって分かるよ。
どちらでも受け入れるという事は、もしかしたらもっと大きな器が必要やもんね。





『 由美、皆んなが一歩引いて悪もんになったらな、何でも上手くいくんよ。これはな、日本人独特の引きの美学なんやで。主張するだけが良いんでないんよ。』


これね、テーブルのお茶をひっくり返した時の事。
私が夏休みの宿題を広げてる時に、弟がその上に麦茶を転かして、びしょ濡れになった時に言われたの。

「 もう!何やってんのよ!不注意やな!あぁ最悪!」

『 わざと違う!お姉ちゃんも占領しすぎやろ!』

弟も故意にした訳ではないじゃない?(笑)
でも私がボロクソに言って、大ゲンカになったのね。
それを眺めていた曾祖母が教えてくれた事。



(曾祖母)「 ありぁ、おばぁちゃんがそんなとこにお茶を置いたのが、悪かったんや!2人共悪くない、おばぁちゃんが悪かった!」


(由美)『 私も、テーブルいっぱいに広げてお茶を置くとこも無かったね。お姉ちゃんも悪かった。ゴメン。乾かしたら、大丈夫やから。』


(弟)「 オレが悪いねんやん。おばぁちゃん悪くないやん。ごめんなさい。」


関係ない曾祖母が謝るもんだから、何だか私達もつられて謝ったの。
なんとなく、こんな会話をその時にしたのよね(笑)



そしてその後に、曾祖母に言われたの。
『 由美、最初の第一声は気をつけなさい。そのひと言でな、ケンカにもなるし、仲良しにもなれる。おまえはそれがわかる子やから言うてる。』



おばぁちゃん、なんかね急に思い出したよ。
でも、大人になってもとても大事な事やんね。
ありがとう。
私ね、まだ今世でたくさんする事があるよね。


『 おばぁちゃん、私を守ってて欲しいのよ。寿命を全うするまで、ちゃんと私を見ててね。』


小さい時からお願いばっかり言うてるけど。
今回もお願いやよ。