ホテルにて…
仕事の合間にホテルのカフェでお茶をする時間。
私の至福の時間…
私はなぜか昔からホテルが好きだ。
まだ幼い3つ4つの頃から、この空気感が好きだった。
流れる時間がここだけ違う気がして。
忙しくなればなるほど、こんな空間に身をおいて物事を考えたくなる。
私は環境に左右される人間だから、普段は利用するファミレスとかファストフード店では、大事な事は考えられない。
気が散って、頭がまとまらない。
今年は、色んな事があった。
引越し、親との同居、アトリエの移転。
新しい人や、物事との出会いもたくさんあった。
ぐっと距離の縮まった人、逆にさよならをした人。
私にちょうどいいバランスで、物事は起こってるんだと思う。
そんな事を、この高い天井を眺めながらゆっくり考えるのが好きで。
『 コーヒーのおかわりはいかがですか? 』
絶妙なタイミングで、こう声をかけてくれるその感じも好きで。
そんな全ての流れが、きっと心地よいんだと思う。
私が寿命を全うするために、神様は後どれくらい生かしてくれるだろう。
まだまだやりたい事がたくさんある。
学びたい事がたくさんある。
子供が成人するまで、まだ6年半ある。
どうしてもネガティブな方向に心が傾きそうな時でも、この空間にいると私は修正できる。
ここで物事を考えるとね、ちっこい話はどーでもいいし、逆にふつふつと湧いてくる情熱はさらに倍増する。
どんどん感情のスケールが大きくなってくる。
私、病気になったのは何かの罰だと思ってたけど。
ここで物事を考えると、そうじゃないって思える。
愛するものが確実に増えたし。
ぼんやりしていた自分の使命が、見えてきた気がする。
たまにね、疲れたりして身体が辛い時、ふと不安がよぎる時あるの。
でも私、自分よりポジティブな人達に囲まれてるから。
大丈夫。喝を入れてくれる人に守られてる。
毎日、泣きながら眠る事が殆どなくなった。
この一年は、生きてくための環境作りが出来たと思う。
年が明けて3月には、私は最初の手術をしてから3年になる。
これまで何回も、クリニックに行くたびに余命半年と言われ続けて、年が明けたらもう3年。
なんやかんやで、今日まで生かされている。
標準治療をしていない事は、私の選択であって。
何が正しいとか、そんな事は誰もわからんの。
ドクターもそう。医者だってわからんの。
それでもまだ5年生存率とか言うねん。そんなん知らん! (笑)
そんな言葉で私を殺そうとするな!(笑)
私は病気では死なないからね。
私の今世での課題と役割りを全うしたら、寿命が来るはずだから。
それまでは、日々に感謝して。
今日の一日に手を合わせて、大切に生きてこう。