最近出逢う人
今日はIGTクリニックの日。
先月の治療結果を聞きに来た。
検査の合間にこのブログを書いてる。
先日から立て続けに、末期ガンを克服された方に出逢っている。
きっと今、私が結論を出し兼ねてる事。そのひとつ。
心の何処かでいつも 肯定して、でも実は否定もして いる事。
その答えが見つかるかもしれない出逢い。
お一人は私より少し年上の女性。
化粧品のお仕事をされてる会社社長。
20代後半で子宮と卵巣に癌が見つかったそうで、その時既にステージⅣ。
開けて見ないと(手術)分からないが、まだ他にも転移が考えられると。余命一年。
手術の前日に、担当医に言ったそう。
『 手術は止める。したくない。それならばこの一年好きに生きる。』
手術が決まってから前日まで。
どんな日々だっただろうと想像するだけでキツい。
心の葛藤なんて計り知れない。
『 好きな人と。好きなもの食べて。好きな所に旅行に行ったの。』
ケタケタと笑いながら、その時の話をして下さった。
入院中、ベッドの中で色んな事を考えたって。
日々の検査。たくさんの点滴管に繋がれて思ったそう。
こんなの、もういい。好きに生きよう。
好きな事だけをした一年後、検査を受ける。
9センチあった癌が見当たらない。
消えてしまったのだそう。ホントに?
何度もCTや検査をし直しても、見つからない。
首を傾げた主治医に言われたそう。
『 もしキセキがあるとしたならば、こういう事を言うのでしょうね。』
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そして、もうひと方は還暦を少し過ぎた男性。
5年前に大腸癌、S字結腸癌、膵臓癌etc…最後は食道癌まで。
話を聞くまで、この人が癌患者だなんて誰も分からないと思う。
この方も病院からは見放され、手術は出来ず、後は死を待つのみの状態だったと言う。
あるものに出会いそれを信じ、自分で一から『癌 』という病の根本を学び今があると言う。
豪快に笑うこの人は、死ぬ気配が一切しない。
『 由美さん、あんた死なへんよ。死ぬ顔してない。』
お二方とも、私に何か健康食品やサプリメントを勧めるような事は一切ない。
もちろん、宗教でもない(笑)
それぞれ信じたものを食べてたり飲んだりは、もちろんあると思う。
私が聞けば自分の信じたものを教えてはくれるだろう。
そんな事より、お二方に共通する事。
それはやっぱり何をおいてもまずは前向きだという事。
めっちゃ元気。いつも笑顔。ポジティブだという事。
そして、どん底を味わったからこその強さと優しさが滲み出ている。
『 自分でなった病気は自分で治すと決める事。』
最終的には自分で決める。
その上で、自分の治療法を選ぶ事。
メンタルが先。どうするかはその後。順番大事!(笑)
きっと普通は逆なんだって。
心がついていってない( 納得してない )のに、治療法だけが先走る。
待ち合いで海を眺めながら、このひと月の出会いを思い返してた。