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日々感じること。心のままに。 私の病気の事、仕事やプライベート、心の中の事をありのままに。

三方良し


独立した時に、父から言われた話があります。

『 ゆみ、【 三方良し 】という言葉を知ってるか? 何の仕事をするにしてもな、これは基本的な考え方やから。そして一番大切な事やから、覚えておきなさい。どこか一つダメでもあかん。これにそぐわない仕事は、私事(わたくしごと)であって、仕事(仕える事)ではないんやで。』



近江商人の心得に【 三方良し 】という言葉があります。読んで字のごとくですが、
「 売り手良し 」「 買い手良し 」「 世間良し 」
の三つの「 良し 」です。
売り手と買い手がともに満足し、また社会貢献もできるのが、よい商売であるということです。



『 世の中な、自分さえ良ければいいと言う人が多すぎる。全ての事は循環してて、回り回って必ず自分の身に返ってくるようになってる。一人勝ちはあかん。』



今思えば、本当に父とは色んな話をしました。今現在もですが、会えば仕事の話はもちろん、政治や経済の話から子育て論まで、色んな分野の話をします。難しい話をしているようで、本当はとてもシンプルで当たり前の事を、私はいつも父から学んでいるのです。



私は、自分から発信する情報も、扱うものも、周りの人に有益で、豊かにするものでなければならないと思っています。
自分の周りを笑顔で幸せにする、ツールにならないといけないからです。


そして一番大切だなと思う事は、自分自身がそういったものを、引き寄せれる人間でなくてはならないという事です。


誰でも間違う事はあるし、物だっていつかは壊れるかもしれない。でもその時々に、誠実に対応していく、その積み重ねが信頼になっていくとも思っています。



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時代はとても早いスピードで進んでるように見えます。
でも人としての在り方、精神は、昔も今も変わらないのだと思っています。


インターネットで世界が広がり、SNS等の普及で世の中が便利になりましたが、大切な事なのに希薄になってしまった事もたくさんあります。
ネットやメールで全て済ませる事も出来るけど、
『 その人と直接会える事、話ができる事 』みたいな一見アナログな事が、これからはとても価値のある事になるんじゃないかなとも思うのです。


情報なんて、あり過ぎると無いのと同じなんです。
私も日々の取捨選択の中で、自分も含めて周りの人達も(お客様も)幸せになれる、【 ヒト・モノ・コト 】をたくさん引き寄せて、たくさん拡散したいのです。


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【 三方良し 】

とてもシンプルで良い言葉です。
私も、まだまだ社会貢献なんて程遠いですが、それでもこの言葉は常に忘れないよう、毎年新しい手帳に変えた時に、必ず書く言葉のひとつです。

父の事を…


ここ数日、両親が登場しているのですが、今日も父との思い出話を少し書いてみたいと思います。
私の父は戦後生まれの、現在71歳です。
以前ブログにも書きましたが、父が会社を一旦整理し縮小した時に、私はその手伝いを数年していた時期があります。


スーパー等の衣料品、よくある安い価格帯のジーンズやトレーナー等の量販の卸業です。
方や母は、オーダーメイドで一着数万〜数十万の洋服。
同じアパレルの仕事といっても、ピンからキリまでの世界ですね(笑)



週に数回、大阪・京都・滋賀等の店舗を車でまわり、店頭を整理して、注文を取ってくる仕事でした。
でも正直、私にはむいてないと言うか…楽しくなかったのです。自分が着たいと思う服でもないし、スーパーの衣料品売場も私はあまり好きにはなれませんでした。
誰でも出来るルーティンワークで、私にとっては退屈な仕事でした。



それでも、父の再起の手伝いをしたかったし、黙々と仕事はしていたのですが、ある日父に正直に話します。
「 申し訳ないけど、自分の仕事に集中したいの。このままやと、どちらも中途半端になるから、パパのお手伝いをやめてもいいかな。」と。



父は『 そうか、今まで悪かったな。助かったよ、ありがとう。そや来週から信州方面に1週間程出張するから、最後に一緒についてこえへんか?』と。


そして私は、その信州の出張で父の事を初めて深く知る事になります。



【 過去記事 】自己紹介の続き - yumi-fields


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出張は景色の良い場所ばかりで、旅行気分でとても楽しかったのです。
諏訪神社や、軽井沢も立ち寄ったりで、ドライブ旅行のようなものでした。
あぁ、父はいつもこんな所を走りながら、全国を飛び回って仕事をしてたんだなぁと。



そして、行く先々での取引先様から、私はたくさんたくさん父の話を聞く事になります。あの大変な最中、父が殆ど家におらずに、何をしていたのか、その時の話をあちこちで聞いたのです。




『 君のお父さんはとても誠実な人だ。大変だったね。あれはどうしようもなかった。あの時うちに真っ先に連絡くれてね。』


『 君のお父さんは大変な目にあったけど、大丈夫だよ。当分大きな商いは出来ないけど、僕達も皆んな応援してる 』


『 何でもいい!こっちで売ってあげるよ!持って来てくれたら協力するから!』


どこに行っても、よく来てくれたと歓迎されたのです。あの当時、きっとたくさんご迷惑をかけた事と思います。そんな父に、激励の言葉ばかりで、私は初めて父がどんな気持ちで日頃お付き合いをしていたのか、心の底から分かったのです。



ある会社の社長から言われた言葉は、今も忘れません。

『 あの人はね、一切逃げずに、自分までで食い止めようと、私達の為にも必死に動いてくれたんだよ。自分の社員さんの再就職先も駆けずり回って頭を下げて決めてきてね。社員とその家族も含めて全員が路頭に迷わないようにと。あんなに誠実な人はいない。君はお父さんからたくさん学ぶといい。』



私ね、心のどこかで父の事を恥ずかしいと思ってたんです。父親としては言う事ないけど、経営者としては尊敬できないと。
来月不渡りになる、と分かったその一ヶ月は大変だったんです。
家を出ないと行けないのかなとか、この先どうなるのか、私は自分の事で精一杯だった。父のしている事を見る余裕なんて全くなかったのです。



社員も数十名で、年商も10億足らずの小さな会社だったけど、父はその時を精一杯生きたんだなと。
きっとそういう事態になった時には、もっと上手くする方法があったのかもしれません。でも、父は銀行にも先に話をし、とにかく迷惑をかけるであろう所には全て連絡をしたそうです。逃げ隠れもせず、上手い事も出来ず、良い悪いではなく、それが私の父親なのです。



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出張先で、ある社長が言って下さった言葉です。


「 君のお父さんはね、人柄が良い。掃除をしてる人にも、お茶を出してくれた人にも、どんな立場の人にも分け隔てなく丁寧な言葉使いなのを見て、一緒に商売したいと思ったんだよ。」


早朝、一番に店を見に行く。ここは必ず契約を取りたい!
アポなしで行ってみる。朝、掃除をしている年配の方に、社長は何時頃にいつも出社をされるか確認。9時頃なら来られてるとの事。
次の日、社長室に入ってびっくり、昨日の掃除してた人が社長だった!
よし!32店舗の契約が取れる!

……………………父の営業日誌より



まだ若かりし頃の父が書いていた、営業日誌です。
後にこの日誌を読んだ時、あぁあのお店だなとか、あの社長さんだなとか、日誌とリンクしているととても嬉しくなりました。



何冊もあるこの父の日誌は、今や私の宝物です。
初めてこのノートを見た時は、父の姿が目に浮かび、涙が溢れて止まりませんでした。こうやって一生懸命仕事して、私達の生活が成り立っていたんだと。
感謝するって、有難いってこんな気持ちの事だなって。



父親としては尊敬できても、経営者としては尊敬できない。と私は正直ずっと思っていました。父の事を恥ずかしいと思った時期もありました。


でも今は、人として父を心から尊敬しています。


最後に……
ずっと気になってる事があって。
その時の出張先で、父が言われていた言葉が…(笑)

『 福ちゃん( 父 )の 新しい彼女? えらい今回 若いな〜 』

「 何言うてるん! 僕の娘や! 」


…新しいって何? 今回って? (笑)

波瀾万丈



昨日は、自分の新入社員の若かりし頃の事を色々思い出してたのですが、思い出しついでに、私の両親の事を少し書いておきます。
私の波瀾万丈人生は、どうやら親譲りの気がしてならないので(笑)



私の両親は母が9歳上の姉さん女房でした。
母が30歳の時に、父が21歳の大学生で出逢いました。
今ならそんな事もあるよね、位の事ですが(笑)今から約50年前と考えたら、ちょっとあり得ない話です。




その時代、女性はクリスマスケーキのように例えられ、24までは飛ぶように売れるが、25を過ぎたら売れ残り。そんな時代においての30歳です(笑)



母は当時、服飾デザイナーをしていました。当時の写真を見るといつも笑えるのですが、茶髪のボブに超ミニのワンピ、サングラスに煙草。その頃手タレもしていた母は、いつも長い手袋をしていました。その横に、田舎から出てきたダサい格好の若い父。もうコントです(笑)



まさか、この格好で田舎に挨拶に行ってないよね?と聞くと、母はなんでよもちろんそうよと(爆笑)
皆びっくりしてたよね、きっと。ドン引きやと思うわ。親戚中が集まり、家族会議になったとか。



祖母も泣いて怒ったそうです。あんな女と結婚さすために大阪の大学に行かせたんじゃない、もう死にたいと。
そしたら父は、ほな死んだらええやん!と言い放ったそうです(爆笑)
祖母は今でも、その時の事を忘れていません(笑)



私も想像してみます。今、我が子が21歳の大学生で、30歳の女性を連れてきて第一声「 結婚する!」と言ったとしたら……想像するのもおぞましい、はやまるな!と叫んだに違いないのです(笑)



昨年、母が亡くなった時に「 ええ嫁やった。私が変わってやれたら良いのに 」と、祖母も泣いてましたが。
結局そのまま田舎に帰らずに、ちゃっかり今も父と一緒に暮らしてます(笑)
父曰く、若い頃に破茶滅茶な事をしまくったから、今親孝行しとかなあかん。らしいです(笑)



* * * * * * * *



ところで昔一度、母に聞いた事があるんです。

「 なんでパパと結婚したん? そんな就職も決まってないような若造ってさ、将来不安じゃなかったん?」



そしたらね、母が笑いながら言ったんです。

『 ママはデザイナーの頃、仕事楽しかったしね、お給料もたくさんあったからそんな不安はなかったんよ。ただ、男社会の中で色んな事があってね。間違いを間違いだと言えない世界にいたからね、でもそれが普通になって来てた時に、パパに出逢ったんよ。その時にね、白は白、黒は黒やん!白の物を黒って言うのはおかしいやろ?って、あの人は言うたのよ。パパはね、心が綺麗やねん。全然擦れてなくて、真っさらやったの。だから、若過ぎてどうしようかなと思ったけど、結婚しようと思ったの。』



その時になぜ私がボロボロと泣いたのかは覚えていませんが、とても嬉しかったのです。
そんな両親で良かったなと心から思ったのです。
母は、純粋な心の父と出逢って、その時に救われたんだなぁと思います。



今書きながら思ったけど、私は母ときっと似てるね。
見た目も似てきただろうけど(笑)物の感じ方とか、捉え方がそっくりだよね。



『 ゆみもね、これからの人生色んな事があるよ。でもね、何かを決断する時には必ず自分の心に手をあてて聞く事。そしたら、間違わないのよ。』

入社式の日に


あぁそっか。今日は4月1日、入社式だったんだね。
自分の新入社員の頃を思い出して、懐かしいなぁ〜と。
この季節になると思い出す事…



私は20歳で社会人になりました。
大手の会社で、同期入社は130人程だったと思います。
その中で、ほとんどが四大卒の採用で、私達のような短大卒の新入社員は20人程でした。
グループ全体の入社式は、東京のNHKホールでした。
その時の弾んだ気持ちを、今でもよく覚えています。



前のblogで少し書きましたが、たしか初任給は137,000円だったと思います。もう少しあったのかな?
ただ四大卒の同期と最初から3万円の差がありました。
へぇ、四大と短大でそんな差があるのねと、同じ仕事をしているのにと、何だか腑に落ちない感じだったのを今でも覚えています(笑)



私の短大は美術系で、インテリアデザインを専攻してました。プロダクトも含め、店舗デザインも勉強していた為、当時図面を引くバイトをよくしてました。
その頃はカラオケボックスの全盛期で、仕事がたくさんあったのです。
バイト料もとても良かったし、働くのも好きだったので、毎月10〜15万位のお小遣いがあったと思います。



春に入社して、数ヶ月たった夏のある日、私の言った一言で親が激怒します。
『 税金とか引かれたら、こんなんバイト以下やん。ボーナスだって少ししか無いし、学生の時の方が楽してもっと稼げてたよな〜』と、お給料が安すぎると文句を言ってる私に『 ちょっとここに座れ 』と(笑)



【 入社してまだ間もないのに、お前は会社の為に何が出来てるのかと。何にも会社に貢献出来ない人間に、毎月お給料を出し、どれだけの初期投資をしているのか、分かって言っているのかと。1人の新入社員がせめて自分のお給料分を稼げるようになるまでに、会社はどれだけの事をしてくれてると思っているのかと。
そんな事も分からないお前は傲慢だと。】



あの時はね、もう悔しくて悔しくて(笑)
でもね、本当にその通りだなと。
あの時、親がボロクソに叱ってくれて、有り難かったなと今は思っています。
20歳の時に、気付けて良かったなと(笑)



次の日から、くそ〜っと思って働きました。早く仕事覚えて、会社に貢献しようと必死でした。でね、3年目位で億の仕事が出来るようになった時に、また親に言ったんです。私ね、こんな仕事してるねん。それでこのお給料安くない?って。
そしたらね、褒められるどころかまたお説教です(笑)



【 お前はな、会社の看板があるからそれだけの仕事をさせてもらってるんだと。会社の信用があるからで、お前個人には全く信用なんて無いんだと。自分がそれだけの売上を作っていると思うのはお前の傲りだと。】



ちょっとは褒めて貰いたかったのにね。
円形脱毛が何個も出来る位、頑張ってたのにね(笑)



私が新入社員の研修を任されるようになった時には、親に言われてきた事がよく分かりました。
『 こんな雑用する為にこの会社に入ったんじゃ無い 』
『 これって、何の役に立つんですか?』とかもうね、新入社員のびっくり発言連発でね(笑)



お陰様で、一つ一つきちんと諭すように、説明出来ましたから。私もちゃんと頭を打って良かったのです。
円形脱毛もかなりの数が出来たんだけどね(笑)



今は良い思い出です。
あの時に散々親に叩き込まれた事は、今私の財産、経験値になっていると思っています。
たまにね、この季節になると今でも思い出すのです。



* * * * * * * *



私は仕事は見て盗むもんだと思ってやってきたのだけど、それはもう古いんだって(笑)1、2、3位迄言われたら、後は10まで自分で考えてやってたのに。
そんな事はもう通用しないんだって(笑)



最近の若者の話を聞くと、ひっくり返るような事が多いけど(笑)それも時代の流れなのかもしれませんね。



新入社員でお世話になる側も、迎える会社側も、新しい縁のスタートなのです。
縁があるってキセキ位に素敵な事です。


【 新しい出逢いに感謝し、ワクワクドキドキの良いスタートが切れますように。】

雨の日に…


今日は久しぶりに家で仕事をする日。
朝から雨…なんだかホッとする。
私は家に居てる日の雨が大好きなのです。
いつもより時間がゆっくりと流れる気がするから。



ここ数日の間、帰りが夜遅かったりで、子供の顔をゆっくり見てない日が続いていました。
今日は晩御飯何にしようかなって、普通に主婦みたいな事を思う日が、私には特別なのです。



『 ママ、おはよ。昨日は遅かったん?お客さんと美味しいの食べて来たん?』
隆真おはよ〜とギュウギュウしながら、朝はいつも、ベッドの中でしばしおしゃべりをするのです。



『 ママあのな、午前中は塾の宿題があるんよ。朝ごはんは軽くでいいよ。たくさん食べたら眠くなるねん。あれ?ママ雨降ってるわ。今日はどこ?どんな予定?』
こんな他愛のない会話が幸せだなぁと思う。
いっちょ前に私のスケジュールも確認するのです(笑)



あぁもうね、朝のこの時間が私にはとても大切で、いつも隆真が目を覚ますまで、顔をスリスリして、ママがどれだけ貴方の事を愛しているかちゃんと伝わってる?と愛情を全部出し切るのです。



小学校の6年間て長いなぁと思ってたけど振り返ればほんの一瞬だね。びっくりだわ。
あっという間に、小学校最後の年になりました。
そっか隆真年男なんだ。もうすぐ12歳になるんだね。



* * * * * * * *



去年病気をしてから、夜寝る時と毎朝目が覚めた時に、いつも思うのです。

『神様…今日も一日ありがとうございます。』

当たり前の毎日は、当たり前ではないのだと分かってしまったから。
明日も明後日も、ずっとずっと人生は続いていくと思ってたけど、明日のことなんて本当は分からないんだなって。



自分の5年後に生きてる確率がそんなものなんだなと知った時に、あぁ毎日が普通に続いてるのはキセキみたいなものなんだなって。



だったら、毎日面白い話いっぱいして、笑い転げながら生きていこうって。
良いか悪いかよりも、好きか嫌いかで行こうって。正しいよりも、楽しい方を選ぼうって。
そしてそんな姿を全部、子供に見せてしまおうって。



子供は親の反応をいつも見てると思う。
特にネガティヴな事があった時の第一声は、必ず聞いてるものです。だからいつもね、隆真が見てるなと思ったら特に、私達夫婦は笑い飛ばすようにしてるのです。

隆真、ママもたくさん失敗するねん。大人だっていっぱい間違うねんよ。

一番大事な事はね、失敗しないように生きる事ではなくてね、失敗した後にどう次の一歩を踏み出すのかが、大切やのよ。

…………………隆真への手紙より



今日みたいな雨の日は、自分の内側との対話にとても良いんです。
雨の波動がね、心の奥の方を引き出してくれるのね。

雨上がりの空を見上げていたらね、ふと思ったの。
今地球上にいる人全て、今日生まれた子だって、100年たったら皆んな骨なんだ!って。
そう思ったらね(笑)何だか笑えてきて。
やりたい事全部やろうって思ったの。

どれだけ稼げるか分からないけど、楽しい事に全部使って死んでやろうって。
隆真にはお金はたくさん遺さないけどね、稼ぎ方は教えるから大丈夫。
お金は使ったら無くなるけどね、稼ぐ手段をいくつか知ってたら生きていけるからね。

後ね、一番大事な事はね、大好きな人には大好きだって言うこと。出し惜しみせずに言う事。家族にも友達にも。

………………手帳の走り書きより

恋愛事情


最近の恋愛事情って、複雑だなぁと本当に思う。
複雑というか…何だろな、ちゃんと人を好きになった事ある?って聞きたくなる感じ。
20代の頃って、恋愛が第一で生活してたように思うけど、今の若い子って違うのね。



例えば、サークルだったり、最初は数人のグループ交際みたいな所からスタートして、その中で好きな人が出来たりするんじゃないの? 一緒に飲み会したり、遊びに行ったりしてる中で、あの子とこの子が付き合いだしたとか、それが普通だと思ってたけど。



今は暗黙の了解で、それはルール違反なんだって。仲良しグループの輪が乱れるからなんだって。だから恋愛は、そのグループの外でするんだって。ふーん、私にはよく分からないなぁ。



そんなびっくりする話の中で『ソフレ』について。
ソフレとは「添い寝フレンド」の略で、肉体関係はなく、添い寝をするだけの男女関係のことを言うんだって。



* * * * * * * *



先日のひっくり返った話。
23歳の可愛い女の子との会話。
あれ? 私の半分やないの(笑)
母の気持ちで聞かないとね。



私「 今何て言った? そふれ? ソフレって何?」


女子『 だから、添い寝するだけの友達。』


私「 えっ?!ごめん私、理解出来ないんですけど! 添い寝? だけ?その男の子達は彼氏じゃないの?」


女子『 うん、そう。2人いてるの。1人は彼女居てる。』


………ごめんなさい。全くもって、理解不能です。


私「 あのさ、その添い寝やけど、朝まで何もしないって事? それは男の子も同意の上?ってか、質問ばっかりで申し訳ないけど、好きという訳ではないのね?」


女子『 好きと言えば好きだけど、そんな関係ではないねん。友達以上恋人未満な感じ。だから一緒にいると安心するし、色んな相談もするよ。』


私「 それは彼氏だったらダメなの? 恋愛感情のない人と、朝まで一緒にいれるの?何だか私にはよく分からない関係性やわ。
例えばね、時間を忘れる位に、朝まで飲んで語り合う友達、やったら分かる。でもソフレはそうじゃないよね?
いやぁ。ソフレなんて初めて知ったわ〜
そのソフレの片方さ、彼女いるんやんね?それって彼女が知ったら嫌な気分になるんじゃないの? 」


女子『そうやなぁ。彼女は知らないんじゃないかな。どちらかが意識し始めたらその関係性は終わり。お互い束縛もしないし干渉しないから楽やねん。寂しいなと思った時に会えばいいから 』



* * * * * * * *



ソフレはそもそも恋愛感情を抱かない人との間だからこそ成り立つ関係性なんだって。一緒にいると癒されるんだって。


一緒のベッドに寝るんだから、友達以上、でもお互いに恋愛感情はないので、恋人未満、という事なんだって。



あぁ、頭が混乱するわ…
恋愛ってさ、その人の声が聞きたいなとか、会いたいなとか、その人に触れたいなとか、そんなんじゃないの?
添い寝だけで朝まで何もないとか、考えられないんだけど!私は絶対無理やわ(爆笑)


もちろん、友達と彼氏は違うよね。それはわかるの。
でも、友達だと思ってた人を、だんだん好きになってく事もあるやんね?
それはそれ、これはこれみたいに割り切れるものなの?


いやもう…久しぶりに何で何で星人になったわ(笑)

恋愛について


当分、仕事の話を書くって何となく決めてたのに…。


先日のお客様。日付を特定するのと、イニシャルも無しでって。なんだ、ブログ読んでくれてるし!(笑)
了解です。大丈夫大丈夫。もうすぐワクワクする春なので、恋愛の事を書いてって(笑)ブログにリクエストなんてあるのかな?…まっいっか。


この方かれこれ5、6年のお付き合いになるのですが、同じ年なのもあり、ネイルをしながらいつも語り合うのです。
昼間っから、お酒入ってませんけど!って笑いながら、なんて事っ!みたいな話で盛り上がります。



バツイチ、成人した息子一人、彼氏いつも2〜3人。息子の年と変わらない彼氏と、それストライクゾーンなん?とびっくりする60代まで。
本当にいつもピチピチで羨ましい!肌のハリが違うし。一回りは若く見えるのです。女性って、恋愛してる時が一番綺麗よね。この微妙な年齢は、若くいられるか、おばさん化(おっさん化もしかり)するかの瀬戸際なのです(笑)



『 由美ちゃん、この前の彼まだ続いてるねんけどさ、私すぐに飽きるやん?この会いたいなぁの気持ちのまま、ずっといれたら良いんだけどなぁ。』



うんうん、そうだよね。
恋愛ってさ、会えない時間がまた良いねんな。自分で盛り上げるやん? その時間がとっても楽しいねんなぁ。今頃何してるかな?とか考える時間がね、楽しい。勝手に盛り上がってキュンキュンするんよね(笑)ちょっと男前度も上げて想像するし、現物より自分の理想に近付けた人になってるしね(笑)



『 言うてたやん? トキメキを持続する為には、あんまり会ったらあかんて。会いたいなぁの時間が一番楽しいって。ほんまやと思うわ。いつも当日会えた時に、あれ?私が会いたい会いたい思ってたのはこの人か?って思う時あるもん。』



ごめん、爆笑して。そやねん。ほんまにそれ!
自分で勝手にハードル上げてるんやけどね(笑)

【 恋愛ってさ、賞味期限みたいなものがあるねん。トキメキって持続不可能やねん。だからこそ、その一時を味わい尽くさないと勿体無いと思う。】

もうさ独身やねんから、バリバリ恋愛しちゃって!
見てるだけで楽しいわ〜



『 由美ちゃんに初めて出逢った頃って、バツイチになったとこでさ、私暗かったやん?でも今は毎日楽しい。あの頃にさ、男は寝てみなわからんて言うたの覚えてる? 私それからはじけてん(笑)』



言うた言うた。覚えてるよ、もちろん。
そんなん、弾けたらいいねんて。
20代の若い恋愛ちゃうしね、理性もあるし、コントロールもある程度できるやん? 誰にも迷惑掛けないとか言ってもね、知らず識らずのうちに、誰かを傷付けてる事ってたくさんあるよ。でもそれも恋愛においてはお互いさまやったりするねん。

【 人を傷つけてしまったと自覚した時の心の痛みは、もしかしたら自分が傷ついた時以上にしんどいしね。】

だから、そんな気持ちも全部含めて、恋愛するって素敵やねん。
嬉しい楽しいだけじゃなくて、そんな切ない気持ちも全部自分の経験値になってくと思う。だから、恋愛においてはね、なるようになる!でいいと思うよ。



彼女に言わせると、恋愛なんてそこら中に転がってるらしい(笑)それについては私もそう思う。出逢いが無いねんという相談にはいつも何でやろねと言うしかない。



【 恋愛ってね、人生の醍醐味やと思うわ。仕事も頑張れるし、毎日が楽しいし、笑顔が素敵になる。強くなるし優しくなれる。】



悩みとかもどうでもよくなったりするやん?(笑)
人の恋愛話も、聞いてたら幸せになる。
あぁ、人生を謳歌してるなって、嬉しくなる。キラキラしてる女性って、見てるだけで楽しい。


来月もまたお話聞くのを楽しみにしてます。



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ところで…ソフレって知ってますか?
20代の可愛い女子。

『 由美姉さん、私ねソフレが2人いてるねん。』

何やの? ソフレって何やの??
セフレやったら知ってるけど?!(笑)


続きはまた後ほど(笑)