yumi-fields

日々感じること。心のままに。 私の病気の事、仕事やプライベート、心の中の事をありのままに。

お元気で。


今日は少しヘビーな話だけど。
ここ一年程、月に一度ネイルで会うお客様。
先日の施術で最後。もう、会う事はないのかなと思う。



『 由美さん。友達がね、産むって言うんです。その人の子供がどうしても欲しいって。』
妻子ある人の子供が出来てしまった。もう時間がない。
もう直ぐ堕ろせなくなる。産む?産まない?どうする?



そこまで聞いて、それ友達の話じゃないよね?って言いかけながら、黙って話を聞いてたのね。



『 たまたまね、出逢ったタイミングが悪かった。
奧さんより私との方がきっと深い縁だったのだと思う。
こんなに愛してるのに。ずっと待ってたのに。
もう7年も一緒にいる。私も来年40歳なんですよね。』

お友達の話を聞いてるはずが、私にはこう聞こえてた。




『 由美さんなら、どうしますか?』


何を話そう。何て話そう…。
こういう話はとてもデリケートで、いつも言葉を選ぶ。
選び過ぎて、何にも伝わらない事もある。



《 うん、そうね。もし、産むという決断をするんだったら、私はその人と別れるかな。
そして、子供が出来た事は黙ったまま、その人には言わないで、1人で産んで1人で育てると思う。
どうしてもその人の子を産みたいのなら、私だったらそうすると思う。》



『 由美さん、私もそうすべきだと思います。産むのなら。でも別れるにしても、子供の事だけは伝えてはダメだと思います?』



《 ダメとかじゃないのよ。ただその人の事を愛してるなら、私は言わないという事。貴方の子供よと、知ってて欲しいと思う気持ちわかるよ。でもね、話した方はすっきりするけど、聞いた方が今度は背負うねんよ。だから愛してるなら言わない。潔く。そして、もう一生会わないつもりで覚悟するかな。》



何が正解とか、正しいとか、そんなんないのよ。
ただ、産まれてくる子供の事を考えた上での決断であっても、やはりエゴなんだよね。
世間的に見れば、不倫の子な訳。美化してはダメよね。
子供に罪はないのだけれど。



それにね、出逢いや恋愛に於いて、たらればはない。
タイミングってあってね。もう少し、あと少しが、雲泥の差なんよね。納得行かなくても、すごく悲しい現実でも、それを受け止めなくてはならないねんよ。
こうだったらとか、ああだったらとか、そんなん無いの。全てのタイミングが必然なんやろね。



私もね、家庭のある人を好きになった事あるから、とてもわかる。でもね、どんな思いをしようが自分達は特別やって事はないからね。不倫は不倫やのよ。



それをわかった上で、それでも好きなら仕方がない。
出逢ってしまったのだから。
時が来るまで諦めて、その気持ちと付き合ったらいい。
でもね、時間てね優しいのよ。必ず癒してくれるから。



『 友達に伝えます。私、会社今月で辞めるんです。
実家に帰るんです。由美さんまたいつか会いに来ます。
どうか、お元気で。』



うん。お元気で。
頑張れ。最後は自分で決断するの。