決断すると言う事。
今、毎日毎日、自分自身と向き合ってる。
これから私がしていく治療の事。
寝ても覚めても、ずっと考えてる。
頭がどうにかなりそうなくらいに。
私には、主治医がいない。
私は2年前に、それまでの主治医から離れた。
その時にね。もう治らないと言われたから。
あの時点で、生きる選択肢がそれしかなかったからやのよ。
それでも、ものすごく勇気がいったよ。
『 先生、助けて下さい。』
そう言って、本当は泣いてすがりたかった。
頭が真っ白になりながら、それでも何かに導かれるようにした決断があって、今がある。
私はあの時した決断は最善だったと、もちろん今でも思ってる。
そして再発してからこれまでに、カテーテル治療を13回行ってきた。
最初からぐんぐん小さくなる事は残念ながらなかったけれど、進行を抑えれてた事は確か。
カテーテル治療とは、太腿の付け根から、血管に細いカテーテルを通し、局所(腫瘍)まで持って行き、抗がん剤を少量入れる治療法。
そして、その薬がそこに留まるように血栓をし、腫瘍を薬でおおい、兵糧攻めにするイメージ。
慣れれば1〜2時間の治療で済み、術後も半日もすればすぐに動ける。
当初は、ほとんど副作用も見られず、退院したその日から仕事も再開できる程だった。
ブログを読み返してみると、去年の夏頃から少しずつ熱や痛み等の副作用が出て来ている。
そして、このお正月明けに受けた13回目の結果。
あっ途中まで書いてたのにアップしてないね!(笑)
ごめんなさい。
やっぱりね、小さくならないの。
なんなら微妙に形が変わって来てて。
アメーバみたいにね。
退院後もね、実はものすごく副作用があって。
辛かった。最低限の仕事だけして、1月はほとんど横になってたの。
お薬が痛くて痛くて。寝ても覚めても痛みをどうやって逃したらいいか分からなくて。毎晩泣いた。
寝返りをうっては夜中何回も痛くて目が覚め。
咳払いするのもものすごく響いて怖いくらいだった。
なんなんだ?この苦しいのは? どうしていいか分からなくて、ただただ痛みに耐えていた。
IGTの堀先生にそのまま話すと、私は普通の人よりも、薬に対して弱いと言われた。
通常、例えば100使う所、私は30〜50しか使わなくても、そんな反応が出ていると。
私は市販の薬でもそれが何であれ、殆どこれまで服用した事がない。
私の身体は、薬なれしてないのだなぁと思う。
通常の点滴や錠剤の様な抗がん剤治療ではないけれど、局所であってもやっぱり身体の中に薬を入れてるのは確かだから。
もうそろそろ、私の身体が拒否反応を示しているのではないかと思う。
これまで頑張って来た。もう少し続けたら結果か出るのか。出ないのか。
いやでもね、心が拒否してる。それだけはわかる。
だから、悩んでる。死ぬほど葛藤してる。
どの道を選んでも、私にとってはそれが答えなんだ。
ただどの道を選んだとしても、またきっとその道で立ち止まるし悩む。
これで良かったんだろうかと。
この2年間、たくさんの時間もお金も使った。
良い情報もそうでないものも、たくさんあった。
そして、通り過ぎていったものも数えきれない程ある。
その中で取捨選択したもの。
それを今一度、しっかりと考えようと思う。
私がどんな治療を選んでも、全てにおいて言えること。
それがなんであっても集中する事。
何か結果が出るまでとことんやってみる事。
とてもシンプルな話。それだけやねん。
ようは、納得するまでやり切る事やのよ。
何がストレスかってね。
食事療法だとしたら、その食事ではないねん。
その食事療法をやり切れてない自分自身に対してストレスやの。
何が食べられへんとかのストレスではないねんよ。
こんなに頑張って来たのだから、今日は少しだけ、一口だけ食べていい日。
今日はお客様と食事だし、食べないと心配かけるから食べていい日。
そうやって、それまでの努力を自分で水の泡にする。
でも仕方がないと自分で自分に言い聞かせる。
もうね、違うねん、違う!!!
そんな自分自身にストレスなだけやねん。
本気で、死ぬ気で取り組めてない自分自身が一番のストレスやのよ。
先日ね、親友のHちゃんが会いに来てくれたの。
『 由美ちゃん、もう自分自身で答えは分かってるでしょ? ちゃんと自分自身と向き合って。身体に良いもの、ちゃんと摂って。そしてそれをやりきって。ご褒美は結果だよ! 美味しいスィーツではなく、結果がご褒美なんだよ!』
言われてハッとしたの。そうだよね。
結果がご褒美。本当にそうだ。
『 とにかく、自分の事だけ考えたら良いような環境にしないと。はっきり言う。由美ちゃんはたくさんの良いものに出会ってるのに、その効果が今のままでは出ないよ。環境が悪すぎる。家を出た方がいい。』
私はずっと黙って聞いてたんだけどね。
何てついてるんだと思った。親友は言葉にしてくれた。
私がこの一年、だましだまし来てた事、笑い話にしながら直視してこなかった事。
それを『 もう、後がないよ。どうする? 』って。
自分の選んだ道をしっかりやりきってダメなら、それは私の寿命なんだ。
最後のその日まで、答えは分からないけど。
いま。ここ。
私の人生の大きな決断は、いま、ここ、なんだと思う。
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