祖母のこと
今日は、自宅で大片付けの最中に、アクシデントがあってね、もうクタクタ……。
昨日のブログの続きは、明日以降に書きます(笑)
同居している祖母が、トイレの前で転けて倒れてたの。
部屋から出て、トイレに行ったなぁとは見てたのだけどね、バタンとも何とも、倒れた音が何にもしなかったから、気がつかなかった。
あれ?と思って、ふと見に行ったら暗がりで倒れてた。
『 おばぁちゃん! 大丈夫!? どしたの!?』
足が滑って転けたんだと。小さな情けない声で言う。
もう一旦転けたら、自力では立ち上がれないのだ。
もちろんトイレだって間に合う訳がない。
今日に限って、父も不在。
私に声を掛けようか、廊下に転けたまま途方にくれていたのがわかる。
『 おばぁちゃん。そだよね。全部濡れちゃったね。冷たいね。早よシャワーしよ。トイレはもういい? うんうん。じゃ、このままお風呂場に行こうね。大丈夫よ。大丈夫。』
……泣きたくなる。本当にもう…泣きたくなる。
優しい言葉をかけてる自分が不思議だ。
40キロ無い老婆でも、担ぐとなると結構重い。
どこをどう持っていいか分からない。
変に持ち上げたりすると、痛い痛いと顔を歪める。
なんとか風呂場に連れていき、着ているものを全部脱がす。
私も着ているものを脱ぎ、半袖と短パンになる。
寒かったよね。転けたら呼んでくれたら良かったのに。
声をかけながら、ゆっくりと熱いシャワーで祖母の身体を流す。
祖母はぎゅっと目を瞑って黙ったまま、私のされるがままになっている。
きっと、とても恥ずかしくて私の顔を見れないのだ。
お風呂場で身体を綺麗に拭いて、大きいバスタオルに祖母を包み、暖かい部屋へ連れていき、着替えをさせた。
こんなね。こんななんでも無い事が、とても難しい。
トイレに間に合わず、シャワーを浴びて着替えをする。
身体の動きがスムーズでないだけでこんな事に1時間程もかかる。
今日は、久しぶりに昼間は家に居たの。
夕方から用事が沢山あったのだけど、それまではゆっくりしてた。
昨日から祖母も鼻をすすって、少し風邪気味だったから、昼ご飯は暖かいものにしようって。
しょうがと卵を入れて、あんかけのにゅうめんにして。
それなのに。もう出来るよ〜って言ったら、白いご飯が食べたいと言う。
おかずはもう簡単で良いから、ご飯が良いと。
湯がいたそうめんを眺めながらね、最近もう私も感情ないねんね。
あら、そうなの。って(笑)
じゃ、卵を焼くから、後はたらこと磯海苔と、お漬物で食べてねって。
今までみたいに、いちいち何も思わなくなった(笑)
今日は夕方から弟家族が来ていたので、今日の一連の事は助けてもらえた。
義妹はこんな時、嫌な顔ひとつせず手伝ってくれる。
私が祖母の事をしてる間に、洗濯をしてくれたりして。
いつもありがとう。感謝してる。今日も助かったよ。
最近、祖母のことを書いてなかったよね。
慣れというか(笑)
いや書く事は日々満載やねんけどね。
ディサービスを頑なに拒み、家に居たいという祖母。
私は祖母が邪魔で言ってるのではないのに。
色んな介護サービスがあるから、こうしたら? ああしたら? 良かれと思っていうてるんだけど。
どうしても、その真意が伝わらなかったから。
もうね、色んな事を見て見ぬ振りしてたの。
でも、もう限界かな。
帰宅した父に、静かに話をした。
ちょうど明日、ケアマネジャーさんが来られるから、相談してと。
ディサービスが嫌なら、自宅でのお風呂の介助とか、日々のケアとかね、お願いできるサービスが沢山あるはずだから。
家族がヘトヘトになってまでするより、お願いできる事があるはず。助けてもらいましょうって。
……でもね、皆んな歳取るねんよ(笑)
私も含めて、皆んな皆んなね、歳を取る。
今日生まれた子だって、いずれそうなるねんよ。
だから、他人事じゃないよね。
口が裂けても、誰の世話にもならんとか言うたらあかんしね(笑)
どちらにせよ。
可愛い年寄りになりましょね(笑)
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