検査報告(カテーテル治療 ⑧)
朝から良いお天気。今日はIGTクリニックの日。
先月のカテーテル8回目の治療結果の出る日。
『 どう?体調は? うん、本当に元気そうやね。』
私の顔を見るなり、院長の堀先生の第一声に、ほっとする。
ほんとにね、5センチもの腫瘍が2つもある身体とは
思えないくらいなのよね。
自覚症状全くないし。数値もすこぶる良いしね。
以下、堀先生とのやり取りを残しておきます。
『 一年経ったね〜。来た時より、ずっと数値も良いし、元気になってる。』
「 余命半年言われたのが、嘘みたいです(笑)まだ死にそうにないです。」
『 映像を見る限り、腫瘍の大きさは現状維持。進行はしてない。止まってるね。それと、肝機能も血液もとても数値がいい。問題無し。普通の健康体の人よりも良いくらい。』
「 和田クリニックで、免疫力上げるためにしてる食事と重曹水。なんか体調もとても良いです。」
『 重曹しっかり飲んでるの?』
「 はい。重曹水を500のペットボトルに1日2本空腹時に飲んでます。」
『 そうか。身体をアルカリにもってくようにね。しっかり和田先生の指導に従ったらいいよ。カテーテルは今月末終わったら、次は少し間を空けて、ゆっくりにしよう。腫瘍を薬で叩きすぎも良くないからね。薬も最小限にしよね。』
「 ほんとにね、私が生きてるのって、先生キセキですよね。でもね、私にとって何がキセキってね。堀先生と和田先生がタグを組んで治療に取り組んで頂けてる事です。カテーテルと食事や免疫治療って一見両極端のものなのに。それをバカにするのではなく、どちらもありと言って、良い部分は取り入れるという事をしてくださる事に感謝なんです。」
『 これからはね、副作用のキツイ治療とか、そんなのはダメなんよ。まだ認可されてないけどね、色んな良い治療法がたくさんある。もっと色んな治療法がある事を知ってもらわないとなんだけどね。』
「 先生、私ね、もし患者側の立場で何か出来ることあったら言うて下さい。何でもそのまま答えますから。本当は数回で腫瘍が無くなった方が良いのかもですけど、私の場合は今生きてる事がキセキですから。新しい治療法で、私の身体が必要であれば試して下さい。協力出来ること、全部します。」
今日はね、色んな話をしてきたの。たくさん。
私はもちろん、生きたい。せっかく生かされた命だから。もっと生きたい。
だからもちろんね、モルモットになりたいと言うてるのではないんだけどね。
もし色んな可能性がまだあるのであれば、その治療を受けたい。
もうね、手術はしないと決めてるから。
こんな治療、こんな選択肢もあると言う事を、私はもっとたくさんの人に知ってもらいたいのです。
「 先生、私ね、仕事を整理するどころか、アトリエほんとにオープンしちゃいました(笑)」
『 あぁそう!良かった。場所どこに?見せて見せて。』
しばらくスマホで、アトリエの写真をあれこれ見せて、たくさん雑談もしたのね。
私ね、そんな事がすごいなぁと思うの。
普通、患者のそんな話をドクターが聞いてくれる?(笑)
医者と患者は、向こう側とこちら側ではない。本来は一緒に並んで同じ方向を見るべきだと思う。
でも残念なことに、ほとんどそんな医者には巡り合わない。
私が一番嬉しい事はね、そんなドクターに出会えた事。
さ。どこまで私が元気になれるか。
腫瘍と共存しながら、どんな人生を送る事ができるのか。治療内容や心の中の事も含めて。
これからも、ここに綴っていこうと思う。