12歳の隆真へ
最近の我が子。毎日が楽し過ぎて仕方がない(笑)
それを眺めている私の方も嬉しくなる。
毎朝、早起きして。髪型のチェック(笑)
今まで寝癖のままでも良かった子がよ。
『 ママ〜これ使っていい?』
洗面台の鏡をパタパタ開けて、あれやこれやと髪の毛に付けている。
『 ママ聞いて〜。』から始まって、毎日学校の話をしてくれる。
可愛い子がクラスに居てるらしい。
その子の事がとても気になるらしい(笑)
もう少しシュッとなったら、告白するんだって(笑)
もうね。聞くことが可愛い。
『 ねぇママ。付き合うって何?どんな事するん?』
「 いやぁ。今時ってどんなんやろね?学校の行き帰り
が一緒やったり。お弁当を一緒に食べたり。そんな
ん違うの?休みの日に映画行ったりとか?」
『 そうなん⁈ 付き合うってそう言うことなんや。』
何や可愛い。とにかく可愛い(笑)
鼻歌を歌いながら、鏡を見てる時間が増えて(笑)
部屋に入らないで!と、ゴソゴソしてるし。
そんなあなたを見てるのが、母はとても幸せなのです。
部活も吹奏楽部なんだって。チューバをするんだって。
演奏会には来て欲しいって。もちろん行きますとも。
良いなぁ。隆真はこれからが青春なんだよね。
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隆真。ありがとう。母は嬉しいです。
これまでずっとコンコンと言ってきた事。
これだけはとうるさく言ってきた事を、あなたはきちんと守ってきた。
その時々に学びながら、年相応の12歳になりました。
小学校に入った頃は、なにをするのも恥ずかしくて。
どうしても前に出れないし。
授業中に手もあげれなかったのに。
恥をかきたくない。恥ずかしい思いをしたくない。
そんな子だったのに。
あなたはいつも小さな声でポツリ。
『 だってママ恥ずかしい…。』
その度に母はコンコンと言ってきた。
「 隆真、もっともっと恥をかきなさい。」
恥ずかしい思いをしなくて済む方法。
その思いをしないで済む方法はただ一つ。
【 たくさん恥をかく事 】だからね。
今では物怖じせず、何処にでもひとりで行けるしね。
誰にでも声を掛けれるから、友達もすぐにつくれて。
分からない事は、その場ですぐに聞ける子になった。
わからないことをわからないと声に出しなさい。
母はいつもコンコンと言ってきた。
わからないことを、聞くのが恥ずかしいからと分かった
ような顔をしたり、そのままにしておく事が一番恥ず
かしい事だと教えてきた。
【 聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥 】
隆真、ね? 分かったでしょう?
もう何も恥ずかしくないでしょう。
少し勇気がいる事も、何回も何回も繰り返してたら
なんでもない事になっていくでしょう?
もう母が側に居なくても、あなたは大丈夫です。
それからね。もうひとつ。
隆真、たくさん恋をしてね。恋は楽しい。
大好きな人に、大好きと言いなさい。
ものすごく勇気を出して踏み出した事は、その時点でひとつ成功なの。
成就する事だけが成功ではないのよ。
まだ、12歳の隆真へ。
なんとなく、最近母も嬉しくてね。
その様子を今日は書いておこうと思ったの。
なんだか最近急に大きくなっちゃって。
子供だとばかり思ってたのに、気がついたら大人になりつつある。
きっとあっという間に手が離れるよね。
まだそのままでいてという気持ち。
早く自立してくれないかなという気持ち。
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