yumi-fields

日々感じること。心のままに。 私の病気の事、仕事やプライベート、心の中の事をありのままに。

私を創るもの


昨夜まで書いてきた【 詐欺事件 】に関して。
書きながら、キリがないと思った(笑)
あの頃は大変でした。でもとても勉強になりました〜。
何でも経験です!では、済まされない事だったから。



お金の事。家族の事。それを取り巻く人間模様。
私がその時に、身体の細胞の全てで感じた絶望感。
人間の醜く汚い部分。
それとは逆に、これ以上ない愛情。



昨日は後でゆっくり読み返しもせず、一気に書いた。
今朝電車の中で読み返して、愕然とした(笑)
やってもーたやないの……。私のフルオープンだ。
墓場まで持って行く話だったのに(笑)
自分の人生においての汚点だと隠して生きてきたから。



あの頃は朝昼晩、働いた。もうね、必死に働いた。
何がしたいのか。そんな夢なんて語ってられなかった。
これだけ稼ぐには、何をしたらいいか。
何の仕事だったら、どう働いたらどれだけ稼げるのか。
その選択肢だけで、日々生きていた。



事件は新聞にも載ったのだけどね。
小さな小さな記事だった。
泣けてきた。こんなちっぽけな記事になるような事で
私の人生が左右されるなんて、あり得ないと思った。



その時の刑事には、その後よく連絡があった。
私がとても心配なんだと。月に数度は食事に誘われた。
その後どうや?と。よく携帯に連絡があった。
私はこの刑事には、ありのままを話していた。
大丈夫です。何とかやってますと。
いつも素直に、近況報告をしていた。



あの頃は毎日、お金の事ばかりに追われていたからね。
その刑事にだけは、心を開いて相談していたのよ。
破産したらいいって。そして一からやり直せと。
楽になれ、と。いつも言われてた。
でもそれだけは、絶対にしたくなかった。



詐欺師の娘は、たった120万で破産手続きをしていた。
刑事からそれを聞いた時、沸々とお腹の奥から込み上げ
るものがあった。
もう涙も出なかった。憎しみしかなかった。



あの時、私も疲れていたんだと思う。
隙があったのかもしれない。
僕も力になろかな? 私をじっと見ていた刑事が、不意にそう言った。



『 月○○万円やったら出せるから。これからもこうやって会ってくれたら。由美ちゃん、どうや?』



何を言われているのか分からなかった。
頭が真っ白になっていた。
肩を引き寄せられた時に、ハッと我に帰った。
その刑事の腕を、私は力一杯に振り払った。



自分でも何がおこったのか分からなかった。
どこをどう走ったのか覚えていない。
ただ、ひたすら走った。
そしてビルの陰に隠れて、声を殺して泣いた。



私はその時に一度、心を無くした。
家族以外に信頼していた、たった1人の人だったから。
『 どうしたの? 何があったのよ?』
あの日の母の声が、今でも心に残っている。



誰にも相談出来なかった。
あの刑事は私が心配なのではなく、身体が目的だった
なんて、到底言えなかった。
そんな事、口が裂けても家族には言えないと思った。
これ以上、周りに心配も迷惑もかけたくなかった。
私は本当に……本当に独りぼっちになってしまった。



自分がとても汚い人間なんだと、心底思った。
お風呂でゴシゴシと泣きながら身体を洗った。
でもそんな事では、心までは洗い流せなかった。
もし最後まで暴行されてたら、私は立ち直れてかな。



何を信じて生きていったらいいのか分からなかった。
笑顔なんて、どうしたら作れるのかも分からなかった。
とにかく毎日毎日、無心で働いた。
日々目の前に仕事があることが、心から有り難かった。



誰も知らない所に行きたい。この場から逃げたい。
もちろん何度も何度も思った。
それでもね。もう死にたいとは一度も思った事はない。

『 明日からどうやって生きて行こう。』

あの頃は、そればかり考えていた。
その場から逃げる選択は、私には無かった。



500円玉ひとつで、一週間どうやって生活して行こう
って、途方にくれた事もある。
あの頃はそんな目先の事を考えるだけで精一杯だった。




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私は美人でも、賢くもない。
特別何かに秀でているものも何も無い。
でも、私が一番自分自身の好きなところはね。
忠犬ハチ公的な【 人を信頼する素直さ 】だったの。
そして【どんな時も何処からでもゼロからやれる自信】




その人を信じて、その為に一生懸命になれる所なんよ。
それを、今回の事件では、全てマイナスに使われてしまった。
その私の長所を、上手く利用されてしまった。
取り返しがつかない事に使われてしまった。
そんな自分自身がとても情けなくて、落胆した。
毎日毎日、独りで泣いた。




ただそんな事がありながらも、私が不良に(笑)なら
なかったのは、やっぱりツイてたのだと思う。
もうどうでもいいって思った事が何度もあったけど、
その度に軌道修正が出来たのは、やはり何か大きなもの
に守られていたのだと思う。



【 私を創るもの 】
ブログに書く事で、そうなんだよなぁと思った。
良くも悪くも、私の根底にあるもの。
物事の見方や考え方や捉え方。感じ方。
できたら無かったことにしたい過去も、全部私なんだ。




そんな事があってから、いつも思う事がある。
目に見える事は本当に嘘が多い。全てとは言わない。
ただ、目に見えない事の方に真実がある場合が多い。
そして、その目に見えないものは分かりにくい。

だからこそ。それを日々学ぶのだと思う。



私は、たくさんのネガティブな経験をしてきた。
だから、大概の事を聞いても、動じない自信がある。
あら。大変よね。そんな事もあるね。でもね、大丈夫。
私が抱きしめてあげるから、ここおいで。
私も出来たから、あなたも出来る。
いつも、そう思ってる。



死んでしまいたい事なんて、日々普通にあるのよ。
誰にでも何かあるの。
自分だけはない、とか。そんな事起こらないとか。
そんな事こそ、無いの。



私が色んな経験をしてきた事は、ネガティブには終わら
せない。せっかくの学んだ事なのだから。
私の大切な家族、友達。今世で出逢えたソウルメイト。
何かあった時、私は自分の全てで全力で守るからね。



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長々とお付き合い頂き、ありがとうございました(笑)
今回は新しい自分に向けて、自分自身へのエールになっ
たと思うのです。

ブログに書いて、何だかスッキリした!(笑)




追記……
ちなみに。その刑事とはそれ以降もちろん会う事は無いけれど、今では出世して偉い人になってます。それが世の中です。(笑)

そして、私は破産もせずに借金返して、3年後には会社スタートさせてます。
(笑)ブラックリスト載ってないから!大丈夫やからね!
全部全部、経験値に変えて、私はやってくから。見ててね(笑)