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日々感じること。心のままに。 私の病気の事、仕事やプライベート、心の中の事をありのままに。

セカンドペンギン



今日は朝から吹雪の中、午前中はあちこちと物件探し。
先日からなかなか思うようなものが見つからない(笑)
いいのいいの。大丈夫。
こうやって、どんどん引き寄せていく。



ところで、昨日書いた記事『 飛び込む勇気 』
いつも記事を読んで下さる、ガジェットさん。
またまた素敵なコメントを頂いた。
ガジェットさんの言葉には、常に愛がある。
シンプルな言葉の奥に、深い何かが必ずある。



ガジェットさんのカテゴリーの中でも【 心 】についての記事は、毎回楽しみにしている。ぜひ読んで。
今日の記事も、その情景と心の描写が手に取るようにわかって嬉しくなる。
やっぱり同じ人種なんだよなぁと、とても嬉しくなる。





私も同じような状況で、何回も通り過ぎてきた。
俯いて見ないフリしてきたことも多々ある。
その度に、自分で自分にダメ出しをしてきた。
別に誰からも咎められないし、何とも思われてないのだけどね。
勝手に私自身が、自分にがっかりしてただけ。



そんな事を考えてたら、ふと若い頃のある出来事を思い出した。
今でこそ、どこの駅もバリアフリーになっている。
でも昔は、まだそんな何の設備もない駅も多かった。



『 すみません。どなたか車椅子を上げて頂けませんか?』
車椅子の女性が、地下鉄の階段の横で通り過ぎる人々に声をかけている。
皆んな足を止めずに行き過ぎる。



……あ〜…見てしもた。しゃーない。
思わず時計を見る。大丈夫、間に合うな。
心の声なんていつもそんなもんなんよね(笑)
決して綺麗じゃない。ドラマみたいなわけにはね。
ファーストペンギンか。笑っちゃうね。
何だったら、セカンドサードの方が心が澄んでる事もあるから。



そんな、か細い小さな声では聞こえないやんか。
私も一緒になって声をかける。
『 すみません!片方持って頂けませんか!ここ上がりたいんです。お願いします! 』
一人のサラリーマン風の男性が立ち止まる。



お姉さん、持てるん? 大丈夫 大丈夫!
なぜかそんな時の連帯感が大好き。
そしたらもう一人男性が持ってくれた。
車椅子ってね、死ぬほど重いねんよ。
また地下鉄の階段てやたら長いねん(笑)
男性の方が力あるから、バランス悪くて私に傾くしね。



今でも、その階段を上がる時思い出す出来事。
でもね、目を合わせず通り過ぎて行く人に何かを思うと
か、逆に立ち止まった人が特別だと思うとか。
決してそんな事じゃないんやよ。



出来る人が出来る時に、気付いた人が気付いた時に。
そこにたまたま遭遇した時に、少しだけ立ち止まる。
通り過ぎて、少し考えて、やっぱり引き返す感じ。
きっと、それでいい。そんなんでいい。



格好良いファーストペンギンになりたいけど(笑)
しかも、心の澄みきったファーストペンギンにね。
でもファーストもセカンドも、順番なんて本当は関係な
いのかもしれないね。



何回も通り過ぎて、でも何回も立ち止まる。
後で思い返した時に、自分にがっかりしないように。
そんな風に生きれたら、私はそれでいい。




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