がんの治療について
今日はなぜか一日中、昨日の和田先生の話が頭の中でぐるぐるしてた。
昨日の診療の直後より、なぜか今日の方が頭が冴えて、先生の言葉がたくさん思い出されるので、ここに書いておこうと思う。
『癌はな、叩き潰す事ばっかり考えたらあかん。おとなしくなってくれたらええんやで。体の中にあっても大丈夫。手術で取ってしもてもな、それだけではあかん。癌を育てた環境を変える事が大切なんやで。だから食事が大事。それを補うのがサプリメント。順番を間違うたらあかん。』
必ず原因があるから、結果がある。癌になった原因はひとつだけではなく、色んな要因が重なったのだと思う。
不規則な生活習慣や偏った食事。
ストレスももちろんあると思う。
どれかひとつなのではなくて、きっとそれぞれが積み重なって、免疫力が下がってる時に炎症を起こして発症し、ジワジワと進行したのではないかと思う。
よくがん家系という言葉を聞く。
でも遺伝的に発症する確率は1割程度で、しかもその場合は若くしてガンになるとのデータが多い。
と言うことは、遺伝子なのではなくて、同じ生活習慣、同じ食生活が要因なのかもしれない。
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去年、大腸癌の手術の後、食事等の指示は一切なかった。
『何を食べても大丈夫。好きなものを食べて下さい。一切制限はありません。』
私が食事療法をしていくと話すと『科学的な根拠のないものがほとんどですよ。』それだけだった。
『ちょっとキツい抗がん剤使うけど、頑張りましょうね。』
もちろん【抗がん剤・放射線治療】を勧められた。
きっと主治医は、私が抗がん剤治療を断るなんてまさか微塵も思っていなかったと思う。
万が一、転移した時に早期で見つかるようにと、こまめにチェックしていた。にもかかわらず、一年後に肝臓に腫瘍が見つかった。
もう手術は出来ない状態だった。
昨日、和田先生にこれまでの経緯を話しながら、自分自身の心の中がとても楽になった。
私がずっとずっと心の中で思ってた事。
言葉にした時、声に出した時に、とても怖い気がして言えなかった事。
『もしかしたら、癌という病気はシンプルで、本当は簡単に治せるんじゃないかな。』
先生、私ね……。話をしてみたの。今までに途中でやめていたり、こんなもんで癌が治るのなら皆んなするわ。とか。そんな次元の事。
和田先生ね、笑顔で聞いて下さったのよ。
試す価値があると。そこはあってる。それは違う。なぜならと、全て順序立てて説明して下さった。それが全部腑に落ちたの。
心の中でずっと葛藤してた何かが、ストンと落ちたの。ただ、きちんとやり通しなさいと。紙に全部書いて下さって。
あのね、難しい話ではなくて、とてもシンプルな指導なの。簡単なの。お金もそんなにかからない。
それを、するかしないか、それだけの事。
『とにかく、まず3週間頑張ってみ。3週間後にまたおいで。しっかりやれば、必ず身体が変わってくる。採血して検査したらすぐにわかる。』
『今度来た時に、次にする事言うからな。今言うた事がきちんと出来たら、治療の半分が終わったようなもんや。カテーテルの治療も少しの薬で結果が出るはずやで。』
そんな簡単には死にません!って、先生笑って仰るの(笑)
私、思ったのだけどね。
癌治療を医者任せにせずに、自分事として考える事、やっぱり大事だと思う。
なかなか自分の意見とか、言いづらいんだけどね。でもそれは、医者を信用していないからではなく、信頼して治療したいからこそ、そんな話がきちんとできる医者が良いのだと思う。
ちょっと頑張ってやってみるから。
出来るかどうかじゃなくて、やり切ってみるから。また報告します。
【次のクリニックの診療は来月の20日です】