yumi-fields

日々感じること。心のままに。 私の病気の事、仕事やプライベート、心の中の事をありのままに。

10年後の再会



先日、素敵な歳下の男性とお茶をする機会があった。
最初ね、誰か分からなかったの。
何かスッとした、イケメンがいてるなぁと(笑)
10年振りの再会だった。
まだ40手前の彼は、かなりいい男になっており…



「 由美さん、お久しぶりです。僕の事、覚えてはります? 〇〇です。ご無沙汰してます。」


『 いやぁ。見違えたよ。〇〇君だよね。えー(笑)なんかこっちが照れる位、男前になってない⁈ 』


「 いやいや(笑)その節はありがとうございます。懐かしいですよね。あの時、由美さんから色々言われて、僕も頭打ってね。でも変われたと思います。由美さんに『喝』入れてもらったと思ってます。」



……覚えてるよ。めっちゃ覚えてる(笑)
私たぶん、貴方のあまりの上からの態度に、当時ボロクソに言った覚えが(笑)
もう何年前だろう。私に仕事の話を持って来たのよね。



当時ももちろん顔はイケメンだった(笑)
でも男前やねんけどね、中身のない薄っぺらい人間てすぐにバレる感じやったのよねぇ。
すっからかんやの内面が。人としての魅力がないの。



当時貴方は、とても良い話があるからと連絡してきた。
待ち合わせをしたカフェで、最初から貴方の横柄な態度が気になった。
貴方は自分が持って来た話がどれだけすごいか、そしてこのビジネスで、さも私を助けてやるかの如く意気揚々と語り始めた。
こんな凄い話に乗らない奴はバカだと言わんばかりに。
そして、由美さんみたいな色んな人脈ある人だったら、すぐに稼げるからと。



私ね、彼の目を見ながら話を聞いててね、言ったの。

『 貴方の話が儲かるとか儲からんとか、そんな事私にはどうでもいい。私は貴方みたいな人と一緒に仕事をする気は全くない。貴方は何かをはき違えてる。』


たぶん、私ね怖い顔して彼に言ったの。
しかも、ゆっくりとした口調で(笑)
私が怒った時って、声がワントーン下がるらしい(笑)


『 それからね、人脈というものは、自分がそれまでにコツコツしてきた事の、歩いてきた後ろに出来ていくものやのよ。人脈人脈って言いながら、たくさん人に会って名刺交換したら出来ていくものではないのよ。そんなものはすぐに潰れる。貴方が私の後ろにある人脈を当てにして話をしているのなら、はっきりと言うけどね、私は貴方みたいな人に、私の友人もお客様も紹介する気はない。』



彼がどんな反応してたかとか覚えてないんだけど。
たしかこんな話をして、それ以来会ってなかったの。
たぶん私も若かってんよ。コンコンと言うたと思う。



でもね、久しぶりに会った彼はね、とてもとても素敵な人になってたのね。
笑顔でわかる。話し方でわかる。目を見たらわかる。
たくさん挫折を経験して、たくさん失敗したよね?



あの時に、私に言われて悔しかった事。
その後、ビジネスがやはり上手くいかなかった事。
今はお父様の会社を継いで頑張ってる事。
奥さんと子供が大切なんだと笑顔で話す貴方は、とても素敵な人になってて嬉しかった。



『 でも〇〇くん、あの頃もモテてたやろけど、今の方がモテるでしょ? 気をつけるんやで。』(笑)


「 いえいえ。でもね、人生の酸いも甘いもを経験したような女性にやったらモテたいかな。」


あちゃ〜、もう。言う事までイケメンになってるやん!
今の貴方なら、大丈夫。