yumi-fields

日々感じること。心のままに。 私の病気の事、仕事やプライベート、心の中の事をありのままに。

生きるという事


昨日は驚かせてしまってごめんなさい。
そして、きっと泣かせてしまってごめんなさい。
全部届いてます。私の心に、全部届いてます。
本当にありがとうございます。



何から話したらいいだろう。少しずつね。心を整えて。
告知を受けた時は、全く思ってもみなかったので、何を言われてるのか全く理解が出来なかった。
転移してますって急に画像見せられても、自分事として受け入れられなかった。



だって去年退院してから一年間まめに検査してたしね。
3ヶ月毎で良いと言われてた血液検査は毎月していたし、造影剤のCTも半年毎を3ヶ月毎に変更してもらったしね。



それなのに。それなのに。何でよ。おかしいよね。
先月の血液検査では、全く数値に問題なかったのに、そんなに急になるものですか?間違いじゃないですか?



『 私ね、まだ小学校の子供がいるんです。先生、私ね子供が二十歳になるまでは、絶対に死ねないんです。まだまだ私が必要なんです。助けて下さい。手術したら大丈夫なんですよね!?』



私が何を言ったのかも遠い過去のようで思い出せない。
もう、何が何だか分からなかった。
一生懸命頭で理解しようとするけど、何をどう話したのかもあまり覚えていない。



どうしても抑えれなくて、先生の前で号泣する。
説明されても、そんな話しは全く耳に届かない。
それまでレントゲンの影像を食い入るように見ていた彼も、声を殺して横で一緒に泣いていた。



話が全部終わって、カンファレンス室でまた2人でひとしきり泣いた。
喜怒哀楽のあまりない彼が、声を上げて泣いた。
きっと、ずっと我慢していたものが全部溢れ出したのだと思う。本当に申し訳ないと思った。
絶望するって、こんな感じなんだって思った。



考える事はネガティヴな事ばかりだった。私が長く生きれなかった時のために、今何ができる?
色んな整理をしなくてはとか、仕事はどうする?とかそんな事ばかり考えていた。
希望なんて、これっぽっちも持てなかった。



夜遅く、彼からLINEが入る。


『 由美はな、すごいチャレンジャーやと思うねん。 生まれる前にこんな過酷な人生設計をしたのなら、すごいと思う。必ず乗り越えれるから、自分で決めて生まれてきたんやで。僕は由美が死ぬ事なんて、これっぽっちも思ってない。大丈夫、一緒に頑張ろう。』



この日から、一週間は地獄だった。
でもね、人間てどん底を見た時にね、後は這い上がるだけやねんね。




生きるってね、すごい事やのよ。
当たり前過ぎて考えた事なかったけど。
明日があるってね、奇跡みたいな事なのよ。



私ね、また確実に強くなれると思う。
もう諦めるのをやめたから。

【 諦めたらそこでゲームセット 】やんね。

私には家族を含めて最強のソウルメイトがいてくれるから。もう大丈夫。