良い事 悪い事
私は『良い事』とか『悪い事』は基本無いんだろうなと思っています。
もちろん、法的な事を言ってるのではなく、私達が生きている中で起こるさまざまな出来事についての話です。
ちょっと小難しい話になったらゴメンなさい(笑)
例えば、その事柄に対して腹が立ったら、自分にとっては悪い事。嬉しいなと感じる事だったら、自分にとっては良い事。
要は人は皆、自分を中心として物事を判断するんです。
あ、それが悪いのではなく、普通の事です。
ただ、それについてめちゃくちゃ考えた時期があるのです。『良い 悪いって何だろう』って。
* * * * * *
先日のブログにも書きましたが、二十代の頃に私、大失恋をしまして(笑)彼に好きな人が出来て私がある日突然フラれるのですが。
もうね、傷付くとかそんな次元ではなく、何も食べれなくて、辛うじて水とコーヒーだけは口に出来る状態で、2週間で10キロ痩せたんです。
私にとっては最悪な出来事で、その当時は色々あった時期でもあり、もうネガティヴの塊だったんです(笑)
でね、ある日ぼっ〜と外を眺めていて、ふと思ったんです。今頃彼は私の事なんて忘れて新しい彼女と仲良くしてるんだろうな。彼女も、私が居なくなって嬉しいんだろうなぁ。私にとっては最悪な事態やけど、彼女にとっては最高に嬉しい出来事なんだろうなぁ。。。
そしたらね、沸々と自分に腹が立ってきてね(笑)
『アホくさ。ありえへん。私がすごい大変な時に、心の支えどころか、浮気してやで、こんな事する男がまだ好きって、はぁ?私もありえへん。アホちゃうか。落ち込んでる場合ちゃうな』とまぁ、ここまで思うには数ヶ月かかりましたが(笑)とにかくそんな自分に嫌気がさして、時間が勿体無い!と思ったんです。
私にとっては悪い事でも、逆の立場から見れば良い事。そして急に気付いたんです。
『自分がどの立場で物事を見ているかだけの事で、その事柄については良いも悪いもなく、ただ事実としてあるだけの事なんだ』
後に残ったのは10キロも痩せて、なんだかスッキリした自分がいました。
痩せた事で髪型変えてみたり、新しい服を買ってみたり。化粧もちゃんとして今まで行かなかった所に顔を出した事で、新しい出逢いがたくさんありました。今の仕事に繋がっている事もあります。
その渦中にいる時は、悲し過ぎて声が出ない位だったけど、後で振り返った時に思った事。
『全ての物事は1つの通過点で、そこに良いも悪いもない』
その時々の出来事を切り取ってみた時に、良いとか悪いとか思うけど、それはあくまでも通過点なんだと。
一見ネガティヴなこと、例えば病気や事故だったとしても、だからこそ得る事もある。それがあったから今があるんだなと実感出来た時に、物事はそこに感情があるだけで、良い事悪い事ではなく、全ては自分に必要で必然なんだと思えたのです。
だとしたら…その時々の過去の出来事を、結果的に全て良い事に変えていくのは自分なんだなと。